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第2回CRカップを見て 格ゲーの王ともう一人の王

東京ゲームショウで、2回目となるスト6のCRカップが行われた。
前回は、思わず記事を書いてしまうくらい最高の大会だった。

今回は、初めてのオフライン大会。CRカップとしても初だし、格ゲーのストリーマーが参加する大会としては初だ。
色々と初めてだらけの挑戦の大会だったと言える。自分はオンラインでの観戦。

正直、オンライン側の視点だけで見ると、オンラインのほうが良かった点があったことは事実。
1試合ごとの1分間のインターバル。そこでのチーム内のVCやコーチからのアドバイスは、SFLにない、CRカップならでは大きな魅力だと思う。そこが、コーチが参加できなかったり、イヤホン付けるのに時間かかったりと、ほんの少しマイナス要素はあった。

あとは、選手たちによると、かなりラグもあったようなので、そこの対策も今後は必要だろう。


ただ、自分も一度、カプコンカップ予選や、Redbull組手などの格ゲーオフラインの大会を見に行った人間だからわかるが、オフラインならではな盛り上がりというのは確かにある。これはオフラインで参加した人じゃないとわからない魅力だろう。

みんなと一緒に歓声をあげるのは凄く楽しい。スピーカーから響き渡る大迫力の実況や解説の声ゲーム内音声なども現地じゃないと味わえない感覚だ。それに、オンライン視聴組としても、現地の歓声は非常に聞いていて楽しい。

改善すべきところは改善してくれれば、初回のオフライン大会にしては十分合格点だったと言えるだろう。

個人的には、Vtuberをオフラインイベントに参加させる手法として、あのマイクとイヤホン付けたやり方は結構感動した。あそこまでやってくれれば文句はない。


もこうの大会だった

で、肝心の試合内容の振り返り。
前回はウメハラが令和の逆転劇を見せてくれた。ウメハラの「格ゲー神」っぷりをストリーマー勢に知らしめる、そんな大会だった。

今回の大会は、もこうが主役だったと思う。
格ゲーの王の後は、実況者の王が湧かせてくれた。
そんな大会だった。


もこうは、ガチの初心者としての参加。初めての格ゲーの大会。練習配信から、全然勝てそうにない練習状況に、荒れに荒れるコメント欄。

そんなカオスな状況に加え、まさかの爆破予告。
まぁ、あれを爆破予告として取り上げられちゃって、炎上するのは、寒い時代だと思うが…


正直、誰も期待していなかったし、「ダイナマイト馬場」なんて言って馬鹿にされながら登壇した大会だった。

しかし、そこから逆転勝ち。最後は完璧なP勝ちをしての、大号泣。

まさに漢泣き

やっぱりここまでインターネットで生き残っていた人間は、持っているなと思った。これが1つの才能だなと。
こんな見せ場、盛り上がりどころを作るなんて。

影響受けてボロ泣きするよしなまさんも大好きになった。


初心者がモダンを使って人々を沸かせる。これぞ、カジュアル大会だと思うし、ストリーマーを登用する意味があった大会だと思う。
2日目も、予想よりもえなこ選手に好戦して会場を盛り上げた。

実況者の中で、「王」という称号が合うのはもこうだと思う。そんなもこうの「王」らしさを感じることができたのがハイライト。


もちろん他の試合も良かった。
一部はリアルタイムで追えなかったが、ほぼ全戦フルラウンドなのは、実力が拮抗していた証。ハイレベルで燃える大会だったと思う。

特に、えなこがあれだけやり込んでくれたのも本当に凄い。他のゲームストリーマーと違って彼女の主戦場はグラビアアイドル。別に適当に流して、負けても良い。

それを、勝った瞬間にあれだけ涙を流すというのは、それだけ全力でやり込んだ何よりの証拠。本当の意味での初心者の姿として、大きな影響があったのではないだろうか。

あとは個人的にはインターバルでチームのところに帰らず、ガチ集中するウメちゃんも良かった。

その後、同時視聴しているボンちゃんに「エンタメとしてはダメだけどね!」と怒られていたのも含めて良いシーン。


以上が、第2回CRカップの感想。本当に良い大会を運営してくれてありがとう、CR。また次回も期待しています。次回はもうちょい期間空けてくれると嬉しいかも。エペみたいに食傷気味になっても悲しいしね。

最後にこの大会を見るたびに思い起こす『幽☆遊☆白書』の名言を1つ。

『幽☆遊☆白書』 18巻kindle位置25より

以上!

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