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【オススメV】革命家というよりは文学者

最近あるVtuberにハマっている。
ナポ・レボリューション。今や珍しい動画投稿がメインの個人Vtuberだ。
サムネの通りゴミ屋敷在住。

見始めたキッカケは一番バズっているこの動画。
美味しんぼの独特な主張の強さを見事にパロったこの作品。それでいて、V界隈を見事に皮肉っているのが完成度が高い。


この動画を見ているとオススメ動画を何個か挙げられて、他動画を巡回しているうちにドンドンとハマっていく…


短く、彼の特性を知れるのはこの動画かなと思う。

5位の豆苗を股間で育てた動画や、4位のスピリタスを一気飲みしたトーク、3位のエホバの団体に潜入する動画の話など、彼の過激なネタっぷりがよく分かると思う。

しかし、彼はただのイロモノ系Youtuberではない。辛かったこと、ワースト1位に輝くのは、年末の「ジャンプキング耐久配信」。その理由が、耐久が辛かったから、ではなく、「にじさんじの鈴◯るると企画が丸かぶりしたから」である。

彼は当時の感情を語る。自分みたいに何の団体も所属していない弱小Vtuberが、工夫もなにもせず、甘えた企画を出してしまったことの自己嫌悪を。

この自分語りこそが、ナポレボの最大の魅力だと思う。
過激なネタをやるやつは、Vに限らなければ、腐るほどいる。その中で他の投稿者と区別できているのは、単なるレポではなく、自分を感じたことをしっかりと言葉にしているところだ。


もはや、この動画なんかは現代文学の一種だとすら思う。

フォロワーに酒と金玉のゲテモノ料理を奢ってもらって、新宿の最安風俗店に行こうとした時、実家にいる弟から電話が来る。荒れた家庭環境に限界を感じて、泣きながら兄に相談しに電話をかけたのだ。

しかし、その兄は実家を早々に捨て、底辺個人Vtuberとして、他人に酒を奢ってもらいながら、風俗店に行こうとしていたという状況。なんというか、「人生とは」を感じる瞬間だ。

こんな状況に陥った彼がなにを思ったのか。ぜひ、動画を見てほしい。

youtubeのコメントより

このコメントのような感想を自分も持った。行動力、内面を振り返る力、そしてそれを表現する術を持っていること。これだけの要素を持っている人物はそういないだろう。

以上、最近ハマったVtuberをオススメするお話でした。
面倒くさいタイプのオタクとかはハマりやすいと思う(このオススメの仕方もどうなんだ…)



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