メチャ甘!!往年のR&Bマナーを踏襲したニューアルバム！ VEDO - Mood Swings (2023)

2023年1月28日 16:15

前回の記事でご紹介したミシガン州ベントンハーバー出身のシンガーVEDO(ヴェド)。
ここでは、彼がこの度ドロップしたアルバム「Mood Swings」(2023)について解説します。

レーベル　　:　New Wav Music Group, Island Prolific, EMPIRE
リリース日　:　2023年1月13日
名前　　　　:　VEDO
年齢　　　　: 29歳
  出身地　　　: ミシガン州ベントンハーバー

リリースに至るまで

ジョージア州アトランタ出身のプロデューサーOG ParkerとコラボEP「While You Wait」(2022)をリリースした翌月、シングル「Just Chill (V-Mix)」(2022)をリリース。(アルバム未収録)

この曲は、Musiq Soulchildの「Just Friends (Sunny)」(2000)のリメイクで、ビートを現行のR&Bテイストに弾き直され、彼のエッセンスを加えたナンバーに仕上がっています。

VEDO - Just Chill (Musiq Soulchild Remake)

Musiq Soulchild - Just Friends (Sunny)

11月には、PnB Rockの「Selfish」やJeremihの「oui」といったヒット曲を輩出してきたNeedlzが共同プロデュースによるアルバムからのリードシングル「FOREVER」(2022)をリリース。

同月、バンドと共演したこの曲のライブ映像がYouTubeで公開され、その透明感のある歌声に心を奪われます。

VEDO - FOREVER

2023年1月、クリス・ブラウンとの新年第1弾であり、アルバムからのセカンドシングル「Do You Mind」をリリース。
以前の記事でも紹介しましたが、ヴェドはクリス・ブラウンのシングル「WE (Warm Embrace)」(2022)の作詞を担当し、グラミー賞にノミネートされており、この曲でも2人の相性の良さが伺えます。

Vedo feat. Chris Brown - Do You Mind

アルバムについて

前作「1320」(2021)から約2年振りのアルバムとなる今作は、全13曲を収録し、客演にはクリス・ブラウンとシンガーTinkのみが参加しています。

また、今作では35組以上のライターが参加し、その中にはライターのチームも含まれており、彼にとって初めての試みとなりました。

このアルバムは、俺にとって初めて、実際にライターのチームに入ってもらい、このプロジェクトに協力してもらったんだ。
でも、音楽はそれを物語っているし、俺たちはただ、君がどんな感情や気分であっても感じてほしいだけなんだ。

アルバムのオープニングを飾る「Waterfalls」は、90年代を彷彿とさせるどこか懐かしいスローナンバーで、アルバムへの期待感を高めてくれる1曲です。

VEDO - Waterfalls

続く2曲目の「Celebrate」も甘くスローなR&Bナンバーで、前述のリードシングル「FOREVER」と同様、バンドセッションのライブ動画が公開されています。

7曲目「You and Me」は、DJ Khaledのアルバム「GOD DID」(2022)に抜擢されたシンガー兼プロデューサー、Fridayyとの共同プロデュースによるもの。
マイアミベース調のビートでテンポの速い曲ですが、彼の甘い歌声がテンポの速さを感じさせず、どこか浮遊感のある曲に仕上がっています。

VEDO - You and Me

12曲目ギターの音色が優しい「Somebody」は、イリノイ州キャルメットシティ出身のシンガーTinkをゲストに迎えており、ヴェドに引けを取らない甘い歌声を披露しています。

VEDO feat. Tink - Somebody

おわりに

ヴェドの「Mood Swings」はいかがでしたでしょうか。
往年のR&Bマナーを踏襲しながらも、スローなナンバーとアップテンポなナンバーがうまくミックスされており、曲単体で見ても質が高く、全体を通して良いアルバムに仕上がっています。

叩き上げの実力派シンガーヴェド、彼の今後は要チェックです。

今回紹介した楽曲のDJプロモーション音源はこちら⬇️⬇️⬇️

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