社長のテレワークは、平日ゴルフのインスタ投稿が許せるかで決まる
今回のCOMEMOの投稿募集は「#社長に出社してほしいですか」というテーマです。
最初これをみたとき、イマイチ意味が理解できませんでした。
いや、日本語としてはもちろんわかりますが、これを質問する人の気持ちが理解できなかったのです。
しかし、投稿テーマにするくらいなので、どうやらかなり意見が割れるもののようです。
こういうのを目にする度に、自分がいかに多数派からズレているのかを再認識させられますし、新たな気づきをいただきありがとうございます、という心境です。
社長に出社してほしいケース
私自身は新卒時から一貫して全く社長に出社してほしいと思ったことはないし、今は社長やってますがそう思われていないはずです。
それだと話が終わってしまいますので、社長に出社してほしいケースをがんばって考えてみます。
結論としては、以下2点に集約されました。
①社長本人の指紋認証とかじゃないと開かない部屋がある
②社長に惚れていて会えないと仕事が手につかない
ボケたと思われそうですが、大真面目です。
抽象から具体ではなく、具体例を先に出したので違和感ありますが、抽象的にいうとこんな感じです。
①社長がオフィスにいないとできないことがある(物理的)
②社長がオフィスにいた方が心理的にプラスの効果がある(精神的)
この点、①に関しては比較的シンプルで、ボトルネックになってる業務を洗い出して代替案を考えればいいです。
典型例としては、社長が押印作業をしているならば、オンライン契約に移行するなどです。
シンプルといっても、この手の新しい取り組みについて「自社は特殊だから難しい」とか、「生産性が下がる」とか反論する方が多いのが現実です。
大体が変化することへの恐怖だったり怠惰だったりしますが。
難しいのは精神的な部分
本当に難しいのはの②の精神的な部分です。
理屈ではないし、どの組織にも当てはまる解決策のようなものはないケースが多いからです。
例えば、創業社長というのは、超人的な力をもっているケースがあります。近くにいるだけでやる気が出たり、絶体絶命の状況でミラクルを起こしたり。スピリチュアルではなく、実際にそのようなことが多数観察されます。
とはいえこれは例外事項として、おいておきましょう。
より一般的な話をします。
成果主義でない組織、責任と役割が明確になっていない組織などでは社長が出社しないことによる精神的な弊害が生じやすいです。
そして自分たちの組織が、あるいは自分自身が大丈夫かどうかは、タイトルの、「社長が平日昼間からゴルフしてる写真をインスタに上げていた時にどう思うか」で図れます。
成果主義が浸透していれば、結果を出しているのだからゴルフしてようが何していようが問題ないと考えることができます。
もしくは、社長には社長の責任と役割があり、自分には自分の責任と役割があることを理解しているならば、いちいち人の仕事に対して不満を感じることもありません。
この辺が曖昧な組織だと、「自分はこんなに頑張ってるのに社長だけ遊んでてずるい」といった思考回路になってしまいます。
逆にはっきりしている組織では、そもそも時間や場所に制限をかけることで管理する必要がないので、社長のテレワークも問題なく行えます。
さて、あなたは、あなたの会社の社員は社長の平日ゴルフインスタをどう思うでしょうか。
これに対して「極端だ」という意見もあると思います、私もそう思います。ただ、本質を理解するためには一度極論を考えてみるのは有益だと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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