音楽メディアが選ぶ今週の新曲8選 羊文学、C.O.S.A.他
DIGLE MAGAZINE編集部とセレクターのリコメンド楽曲を集めたプレイリスト『DIGLE SOUND』。プレイリストでは、新進気鋭のアーティストから言わずと知れたトップアーティストまで、国内外のさまざまな最新曲を厳選してお届けします。毎週月曜日に国内アーティスト、第二週&第四週の金曜日に国外アーティストの楽曲を更新中。その中から一部のオススメ曲をコメント付きで紹介します。
プレイリスト『DIGLE SOUND.JP / GL』(Weekly)
LEX「Japan」
関ジャム2021ランキングでも2名から名前が挙がるなど世間的にも注目が高まるラッパーLEXが今年初シングルをドロップ。現在の日本を憂い叫ぶエモーショナルなロックサウンドとなっている。(江藤勇也:編集長)
羊文学「光るとき」
アニメ『平家物語』のOPテーマ曲として起用されている新曲。人生への前向きな見方を示してくれる歌詞が心に響く。優しさと強さを持ちながらアニメの世界観にしっかり寄り添った作品となっている。嶌村吉祥丸が監督をつとめたMVも合わせてチェックしてほしい。(Mao:エディター)
児玉真吏奈「Part of the Soil」
Sawa Angstromのメンバーでもある児玉真吏奈がソロ名義でリリースした楽曲。野菜の音をサンプリングして組み立てられたビートとアーバンなサウンドが絶妙にマッチした一曲です。(Asahi:ディレクター)
C.O.S.A.「Mikiura feat. KID FRESINO」
最新アルバム『Cool Kids』の最終曲。“2050年そっちの調子はどうだ?教科書に載ってるかこのコロナ”から始まるパンチラインの連続にぐっと掴まれる。詩情溢れる現代のドキュメント。(Ishimaru:エディター)
春野 「cash out feat. brb.」
お互いの音楽性へのリスペクトをもとに、アイディアをともに出し合いながら一緒に作り上げられたコラボ曲。brb.がトラックを担当し、メロディとリリックを春野とともに築いていく過程から生まれた、疾走感あふれるダンストラック!シンプルながらもクセになって、何度も繰り返し聴きたくなるスルメサウンド。(竹田ダニエル)
Yard Act「The Overload」
イングランドのヤードを拠点に活動するポストパンクバンドYard Act 。鋭くユーモラスな語りが特徴的で1度聴くとクセになる。「BBC sound of 2022 」で最も注目すべきアーティストとして選ばれ今年目が離せないバンドだ。(Lisa)
evenif「The Night」
韓国の3人組インディバンド、evenifの初アルバムのタイトル曲。ミニマルで主張しすぎず、丁寧に音の層を重ねていく淡白な彼らのスタイルは、「夜」との相性が非常に良い。「男の子は、月の上で踊る女の子を見ていた。」シンプルな歌詞、音数の少なさ故に、一つ一つの楽器の音の伸びを心ゆくまで堪能できる。数少ない女性ベーシストが活躍するバンドとしても心に留めておきたい、今後が期待されるアーティストだ。(Akari)
Let’s Eat Grandma「Happy New Year」
イギリスのシンセポップ・デュオ・Let’s Eat Grandmaが4月リリースのアルバム『Two Ribbons』より、2022年を迎えるのにぴったりなニューシングル「Happy New Year」をリリース。昂揚感のあるコーラスのシンセサイザーが花火を連想させ、曲の終わりには実際の花火の音が使われている本曲は、新年の祝祭ムードをそのまま楽曲にしたような多幸感溢れる仕上がりになっている。Let’s Eat Grandmaの新たな章の始まりが今から楽しみだ。(DIGLE MAGAZINE編集部)
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