Grasshopper フレームその2
Purpose
本資料では、Grasshopperを使用したパラメトリックな3次元フレームの作成方法について説明します。
Grasshopperは同じことの繰返しでできるモデルを作成する場合に非常に有効なツールです。
また、細かく修正したい場合や、複雑形状の作成にも有効です。
本プログラムを用いることで、作成した平面図から簡単な任意階層のフレームの立ち上げを瞬時に行うことができます。
以降、GH, Rhinoと省略することがありますが、適宜Grasshopper, Rhinocerosと読みかえて下さい。
Process
Rhino上で適当な平面図を作成します。
全て線で構成されているものにしてください。
「Geometry」コンポーネントに格納します。
2階を作成したい場合、「Move」を用いて、z方向に移動させます。
3階を作成したい場合、「Move」を用いて、さらにz方向に移動させます。
しかし、これではアナログ的で、芸がありません。
「Series」を用いて、等差数列のリストを作成します。
これにより、n階層の建物をパラメトリックに作成することができます。
「Cull Duplicate」により、重複節点を削除します。
「Polyline」を使用し、柱となる鉛直線を作成します。
「Pipe」を使用し、断面をつけます。
完成です!お疲れ様でした!
パラメトリックに「階数」と「天井高さ」を変化できます。
おわりに
今回は階段part1の作成方法を紹介しました。part2の作成方法も紹介する予定なのでお楽しみに!
また、Digitectは「建築×デジタル技術」に焦点をあて活動しています。Digitectのホームページに色々なコンテンツや紹介が載っているので見ていただけると嬉しいです。
※すべての著作権はDigitect(デジテクト)に帰属します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?