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Grasshopper ツリー構造について

Purpose 

​本資料では、Grasshopperにおけるツリー構造の仕組みについて説明します。

Grasshopperは同じことの繰返しでできるモデルを作成する場合に非常に有効なツールです。

また、細かく修正したい場合や、複雑形状の作成にも有効です。

​ツリー構造を使いこなせるようになると、複雑形状が扱えるようになります。逆に言うと、ツリー構造を理解していなければ、中級者以上になることはできません。

以降、GH, Rhinoと省略することがありますが、適宜Grasshopper, Rhinocerosと読みかえて下さい。

Process

Rhino上で適当な長さの線を引きます。

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「Geometry」コンポーネントに格納します。

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「Divide Curve」を用いて直線を任意の点で分割します。

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「Line SDL」を用いて分割点を始点とし、y方向に延びる線を引きます。

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「Series」を用いて数列的に線の長さが長くなるようにしました。

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しかし、よく見てみると、最後の線の長さがひとつ前から変わっていません。

これは、始点のリストの数が11なのに対し、数列のリストの数が10であることから、最後のリストがひとつ手前のリストに充てられてしまうためです。

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​そこで、このようにリストの数が揃うように変更しなければなりません。

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これで上手くいきました。

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​完成です!お疲れ様でした!

「Number Slider」を動かしてパラメトリックに追従するか確認してみましょう。

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おわりに

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