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山口県のMaaS「ぶらやま」ってゆうんよ。

デジテック for YAMAGUCHI運営事務局のハラマルです。いやぁ~、勝ちましたね!なかなかに厳しい戦いでしたが、「負けなし」を続けていた相手に対して、勝利を得るという最高の結果でしたね。あ、28日土曜日のレノファ山口の試合のことです。コーフンし過ぎて、何のことか最初に言いそびれてしまいました。ちなみに、対戦相手だったモンテディオ山形は、連続不敗記録が続いていましたが、その最初の勝利はレノファ山口が献上してしまったものだったので、余計にも、先日の勝利は意味のあるものだったと思います。

が、このホーム戦での勝利、残念ながら私は自宅からのリモート観戦でした。山口県の「デルタ株感染拡大集中対策」期間であることと、まだ自分自身のワクチン接種が終わっていないことから、会場に足を運ぶのを自粛することにしたんです。残念だったなぁと思いながらも、勝ったので、気持ちは前向きに。次の観戦の機会のことを考えることにしましょう。

さて、レノファ観戦に当たって、山口市民でない私にとって、どの交通手段で「みらスタ」(山口市の維新百年記念公園「みらいふスタジアム」)まで行くかが大きな課題です。そんな中、ずっと気になっていたけれど、よく知らなかったので、そのままにしていたものがあります。前向きなマインドになった今がチャンス。次はこれで行ってみよう!早速調べてみましょう。

この「ぶらレノ」というサービスを使うと、新山口駅から湯田温泉までの間のバスが乗り放題で、たったの600円!往復で考えると片道300円ですね。しかも、スタジアムでのドリンク券付きということです。スタジアムで生ビール1杯(600円)飲むのであれば、その金額でバスにも乗れてしまうということですね。そのほか、選手サイン入りグッズなどが当たる抽選会なども付いてきます。とってもお得ですね。実は、私も気になって以前調べたことがあるのですが、「詳細はこちら」と案内された先でQRコードを読むようになり、はて、スマホで開いた画面にQRコードが表示されたら、どうやって読むの?・・・と思考がフリーズしてしまっていたのです。それと、新山口駅からみらスタまで行くのであれば、臨時シャトルバスが走っていて、そちらを利用していたのです。しかし、コロナ対策でシャトルバスが運休することになったので、もう、「ぶらレノ」に頼るしかありません。

では、もうアプリを入れちゃいましょう。googleの「playストア」で検索して、・・・も見つかりませんね。あれ?じゃあ普通にパソコンで「ぶらレノ」を検索すると、チラシがヒットしました。そうそう、前はこのQRコードで頓挫してしまったので、今回はPCのままチャレンジです。「ぶらレノ」チケットを買うには「ぶらやま」というWEBサイトを開く必要があるようです。で、そちらに行くと、「スマホでアクセスしてください」!ぎょえー?どういうこと?「よくある質問」を読んでみて分かりました。

「ぶらレノ」とは、対応ブラウザがSafari、Chromeということで、スマホ用のWebサービスです。そして、山口県と山口市が運営主体のMaaS「ぶらやま」で提供されているお得なデジタルチケットの一つのようです。ようやくスタート地点に立てました。スマホで「ぶらやま(https://maas-y.com/)」にアクセスすれば良かったんですね。紙ベースのチラシでQRコードをスマホで読み取ることが想定されていたということかな?ミスリードしてすみません。

MaaS(マース)とは、「Mobility as a Service」の略で、目的地までの様々な交通手段の乗り継ぎを、一つのサービスとして、検索・予約・支払などが一括して行えるようになるサービスです。経路の検索だけであれば、既にいろんなサービスがありますが、この経路で行こうかなと思ってボタンを押したら、それらの交通手段が全て予約できるというイメージでしょうか。さらに、例えば、地方に多い、乗り継ぎが悪い(交通結節点での待ち時間が長い)とか、そもそも公共交通機関がないというルートでは、その時間にタクシーやレンタカー・レンタル自転車などが待機してくれていると、シームレスに移動できますよね。

こうした新しいサービスの実証を山口県でも行っているのです。これが「ぶらやま」です。コロナ禍ということもあって、多くのお客さんを県外から呼びこむのは難しい状況ですが、今年度の実証が7月から開始されています。県内在住者でも、私みたいに利用できる人は大勢いると思いますので、是非、多くの方に実証に参加してもらい、実装につながってほしいですね。

さて、「ぶらやま」で「チケットを探す」をすると、確かに「ぶらレノ」が出てきます。なるほどなるほど。そして公共交通機関を使うときに心配なのは乗り継ぎです。新山口駅までJRで行くとして、新山口駅からみらスタまで、ちょうどいい時間のバスがあるでしょうか?「経路検索」してみます。が、あらら?条件を変えてみても、経路の選択肢はJRしか出てきません。いや、「ぶらレノ」は新山口駅から防長バス(路線バス)乗り放題なんですけど。おかしいな?ということで、googleの経路検索しても、JRしか出てきませんね。「ぶらやま」の「MENU」に「対応交通機関」が掲載されていて、確かに防長バスの名前はあります。う~ん、どういうロジックになっているのか、路線バスが検索結果に出てきません。

仕方ないので、防長交通さんのサイトで時刻を調べてみることにします。が、ぎょえー!(本日2回目)多くは語りませんが、私みたいに土地勘に不安がある人間には、辛い検索作業でした。そして、本当にこの路線で合っているのか不安。

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うん。何とか検索できました。土日は20分毎にバスが出ているので、乗り継ぎには困らなさそうですね。帰りは、最終便が試合中に出発してしまっています(笑)あ、でも、試合のある日は試合後の時間に増便してくれているようです。良かった。これは時刻表ではなくて、さっきのレノファ山口のHPに書いてありましたね。いや、でも8月までかぁ。9月以降はどうなのかな?う~ん、こうした情報が一か所に集約してあってほしいですね~。そして、経路検索のときに、路線バスのみなどの条件を入力するようにして、臨時便なども含めて分かるようになってほしいなぁ。

しかし、今回の検索、冷静に考えると、単に新山口駅からみらスタまで路線バスを使うという単純な内容で、MaaSなのか?という感じでしたね。これがいけなかったのかな?一般的なルートは、最寄り駅までJRで行って歩くということも知っていたし。ある意味、ビール目当てに無理矢理にMaaSを使おうとしたので、こういう結果になったんだと思います。また、コロナの影響で超小型モビリティや電動バイクといった小回りが利く移動手段が運休していることも影響していると思います。

本来は、県外から来たお客さんが、少し周遊して目的地に行くとか、荷物が多いので歩きたくないといった要望に応えられるようなサービスになるんだと思います。そうした中で、土地に不案内な状況でも、もっと親切に経路案内ができるようになるといいですね。

将来的には、例えば、自分の出発可能な時間と、到着しなければならない時刻、目的地を入力すると、空いた時間に可能な周遊ポイントなどをレコメンドしてくれて、いいなと思ったら一括予約できるようになると、下調べなんか全く不要で気軽に行けるようになりますね。心配性で、土地勘がないところに初めていくときは、周遊はさておき、少々の距離は歩いていってしまうというような(私みたいな)方にはピッタリです。いきなりは無理でしょうが、少しずつでもサービスが改善・拡大していくといいなと思います。

皆さんも是非、山口県と山口市が実証中のMaaS「ぶらやま」と、その中の一つのお得なチケット「ぶらレノ」を使ってみてはどうでしょうか?そして、レノファの応援にも行ってみましょう!

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さて、本日は、次のホーム戦に向けた気合と新しい移動手段へチャレンジする気持ちを、私の丸いお腹に詰め込んでおこうと思います。