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ヤフーの考える自治体DX、 データの必要性や分析方法

 セミナー登壇者の永岡です。今回、デジテック for YAMAGUCHIの事務局から声をかけてもらったので、noteを書いてみます!
 さて今回は、先日実施した「ヤフーの考える自治体DX、 データの必要性や分析方法」の内容についてご報告します。

リーフレット

 自治体、民間問わず、DX化にはいかにデータ活用人材が必要であるかを、現状の課題と併せてご紹介いたしました。
 さらに、実際にデータを分析する力を身に付け、データ活用人材を育成するため、データ分析概論もご紹介いたしました。
 今回、登壇者が感じたことや思いを記事にしたので、ぜひとも最後までお付き合いください。

◯セミナー登壇の経緯
 今回、セミナーに登壇した経緯ですが、せっかくヤフーに出向する機会をいただいたので、少しでも山口県に恩返しできることはないか、という強い正義感(?)が芽生え、自ら登壇を志願しました。
 内容は、ヤフーで学んだデータ分析概論としました。また、セミナーでもお話したとおり、データ分析スキルは、データ活用に必要なスキルの内、最も身近で取り組みやすいので、ぜひ皆様にお伝えしたいと思いました。

データ活用スキル


◯データ分析概論について

 さて、データ分析概論では、データ分析の基本手順の流れをご紹介しました。以下の流れ図のとおり、各段階でやるべきことを、簡単にお伝えします。

データ分析の流れ

①分析シナリオの設計
 課題、仮説、分析計画を明文化。それらを元に、どう分析していくか、どんなデータが必要か検討。

②対象データの分析前チェック
 データがあって利用上問題ないか、データの汚れや欠損の有無を確認し、対応を選択。

③分析手法の選択/分析
 集めたデータを元に、どう分析するか選択し、分析を実施。

④分析結果の評価・読み解き

 事実と解釈が混じっていないか、誤った解釈をしていないか等、分析した結果を総合的に解釈。

⑤分析結果の可視化

 メッセージを正しくわかりやすく伝えるため、分析結果をチャート化。

各フェーズの詳細については、セミナー動画をご覧ください。
「分析する方法が分からない」、「どうデータを集めて良いか分からない」という課題をお持ちの方、ぜひともご視聴ください。


◯データ分析、セミナー準備をして感じたこと

 今回、データ分析概論を学び、セミナーの準備をして、自分なりに感じたことがありました。
 それは、データを分析するしない問わず、普段の業務を進める上で、身に付けるべき重要な考え方である、ということです。特に身に付けるべきこととして、課題を定義することです。

 データを分析する上で、先述した「①分析シナリオの設計」では、課題の定義が重要であるとお伝えしましたが、実際の業務でも同じことが言えるかと思います。
 課題を決めると、全体像を考えるため、何を知るべきか、何をするべきかが自然と見えてくるので、ゴールから逆算して計画が立てられます。
 また、私は当初、公務員は数年に1回のペースで異動があるため、「異動先がデータを分析する機会がない部署だと、今学んでいることが無駄になってしまうのかな~」と思っていましたが、決して無駄にはならず、十分に活用できると気付きました。
 なので、今はデータ分析とは関係がない部署の方でも、ご参考になれば幸いです。


◯ヤフーのビッグデータを可視化した分析ツール、DS.INSIGHTについて

 ここで、セミナーで具体例として紹介しましたが、ヤフーのサービスについて少しだけ紹介させてください。
 どんどん短いPDCAを回そうと言うものの、自治体においては、税金で業務を行っている以上、障壁が多いと思います。まずはやってみる、というDOを意識することは大変重要なのですが、その必要性や効果も見込めないことには、予算がつかず、中々実行に移れないかと思います。そのため、実行するための仮説のやり直しは、そう何度もできないかなと思います。(セミナーでは、仮説が誤っていれば、再度仮説を立て直しましょうと、偉そうに言ってすいません…)

 さらに、データ分析をする上で、データそのものを集めることは非常に重要です。自治体の場合、データを集める手段として、アンケートやパブリックコメント等がありますが、より多く、精度の高いデータを集めるため、回数やターゲットを増やすと、追加コストが必要になります。さらに、データを収集、まとめるためにもコストがかります。

 そこで、「せめてデータの収集は、手軽に何度も繰り返しやりたい!」と思われる方も多いのではないでしょうか。
 なんと、これを達成できるのが、セミナーでもご紹介した、ヤフーのビッグデータを可視化した分析ツール、DS.INSIGHTです!
 DS.INSIGHTは月額料金をお支払いすれば、毎日何度も分析可能です。そのため、データが取り放題という大きなメリットがあります。さらに、翌日には昨日分のデータも収集できるので、リアルタイム性の高さも強みです。
 少し営業話になってしまいましたが、DS.INSIGHTに限らず、課題に対して柔軟に対応し、定期的にデータを収集するためには、民間ビッグデータの活用が重要であると感じます。


◯セミナー中に感じたこと
 今回のセミナーですが、当初はY-BASEで開催する予定でした。私は現在東京都在住で、まだY-BASEには行ったことがなかったので、施設を見学できることもあり、大変楽しみにしておりました。
 しかし、新型コロナウイルス感染症が拡大し始め、やむを得ずオンライン形式で実施することになりました。
 これまで何度かオンラインでセミナー等を実施したことはありますが、よく感じることは、参加者の方の顔や反応を見ることができないため、話の内容が伝わっているか不安であることです。
 また、今回は内容も盛りだくさん(?)で、十分な時間も確保しきれていなかったため、スタンプやチャット等、オンラインならではのコミュニケーションも取れず……
 そこで、やはり今回のセミナーを通じて、参加者と対面形式で、コミュニケーションを取りながら行いたい、という思いが強まりました。また次回のチャンスがあれば、ぜひとも実践してみたいです。その時は、どうかぜひお付き合いください。

◯終わりに

 思ったことを書いたため、ざっくりとぼんやりとした記事にはなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
 また、当日セミナーにご参加いただいた方々、本当にありがとうございました。まだご覧になられていない方も、下のURLからご視聴いただき、ご意見をいただければと思います。
 それでは、またお会いしましょう。