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全国旅行支援、クーポンが使えるお店はどこだ!? データアナリストへの道#16

デジテック for YAMAGUCHI 運営事務局 兼 Y-BASEスタッフのハラマルです。

皆さん、2月18日or19日は予定が入っていますか?まだの方は、是非、スケジュール登録してください笑!レノファ山口の今シーズンの開幕戦が、みらスタで開催される予定になっています!
今年のチームも、若く才能あふれる選手が新しく加入してきてくれていますので、この開幕戦は、是非、現地で観戦して、今シーズンの「推し」を探しましょう!

さて、先日、知人から「ハラマルさん、1月10日から、全国旅行支援がまた変わったそうですよ」と言われ、ピンときました。
なるほど、クーポンが使えるお店を探したいってことですね。

過去の投稿をお読みになっていただいた方は、タイトルの時点で、何の話かお気づきだと思いますが、状況確認も含めて、情報を整理してみますね。

旅々やまぐち割プラス

観光庁が実施している宿泊代金や日帰り旅行代金の一部を補助する制度「全国旅行支援」は、年末年始の中断期間を挟んで、1月10日から、少し形を変えて実施されています。
山口県においては、「旅々やまぐち割プラス」という名称で実施されているそうです。
「プラス」と書いていますが、補助額は昨年より減っていますので、ここでは、期間の延長という意味の「プラス」だと思われます。

そして、この制度では、宿泊代金・旅行代金の一部を補助してもらうのと併せて、県内の登録店舗で使えるクーポンがもらえます。
「プラス」では、平日の旅行なら2千円、休日の旅行なら千円のクーポンになっているようです。

おや?今回の「プラス」では、このクーポン、「region PAY(リージョンペイ)」というアプリを使用した電子クーポンになっていますね!
スマートフォンをお持ちでない方は、「二次元コードがついている紙クーポン」をそのままクーポン加盟店で使用することもできますが、店舗によってはアプリでの利用のみの場合もあります、とのことです。
これは新しい変更点ですね。

クーポンが利用できる施設一覧

公式サイトで、クーポンが利用できるお店は以下のようにまとめられています。

はい。市町別のPDFです(笑)
そこにテキストで店舗名とか住所とか書かれているわけですが、これ、どうやって使う前提なんでしょうね?

クーポンが電子になったことは、発行の手間が省けたり、データ分析等が可能になると思われるので(?)良いことなのだと思いますが、残念なのは、このクーポンをどの店舗で使えるのか、非常に探しづらいんですよね~。

宿泊施設って、目的地との距離とか、内観、お風呂とか、いろんな要素を踏まえて決める方が多いと思うので、きっと、宿の公式サイトとか旅行サイトとかを皆さん見るのではないかと思います。
けれど、クーポンがいろんな店舗で使えますと言われても、どこで使えるかっていうのはこのサイトから探すしかないので、もうちょっと検索しやすいようにしておいて欲しいんですよね~。

もっと簡単にクーポンが使えるお店を知れないの?マッピングして?
ということで、私のところに依頼がきたわけです。

データの整理

それでは、作業にとりかかりましょう。
まずは、この公式サイトの市町別PDFを、とにかくコピーして、Excelに貼り付けていきます。
PDF上では表形式になっていますが、コピーをすると、この表部分はうまく反映されずに、横一行が全て同じ列に入力されてしまいます。A列にしか情報が入っていない状態になります。

岩国市の情報をコピーしてExcelに貼り付けた状況

これを19市町分やったら、とりあえず、今回のデータは出揃ったことになります。

次は、このA列だけに入力されている情報から、店舗名、業種、クーポン利用方法、郵便番号、住所、電話番号を抽出していきます。

と言いつつ、自分が過去にやった作業をカンニングしないといけないのですが、えっと。はいはい、思い出しましたよ。
列の区切りに空白文字が入力されているので、これに着目して分けていきます。
まず、全体の文字数を確認するため「LEN関数」をB列に入れます。例えば、2行目の「釣具のポイント岩国店」さんだと65文字だということが分かりました。

次に、C列には「=LEFT(A2,FIND(" ",A2)-1)」と入力します。これで、「A2(65文字の文字列)から、一番左の空白までの1文字前」の文字が抽出できます。つまり、セルA2の場合は、「1」というNoですね。

この次からは、抽出した文字を除いた文字列を発射台にして、同じように作業を繰り返していきます。

Excelでの作業の様子

あとは、よく見るとNoは市町ごとに振っているようなので、後で分からなくならないよう、市町名のデータを入れておきましょう。それと、市町ごとに並べられるように市町番号というのを独自に振って、データの整理は完了です。

Excelデータの完成形

データ分析

データ分析と言えるほど大したことはできませんが、せっかくのデータのですのでTableauで分析してみましょう。

まずは、市町別・業種別にどれくらいの数の店舗が登録されているのか見てみます。

市町別・業種別の件数

現時点で登録している店舗は、下関市・山口市で特に多く、業種としては小売店、飲食店、コンビニ・スーパーと続いているようです。
数は少ないですが、幅広い業種があるようですね。

次に、クーポンの利用方法について、アプリのみか、紙クーポンもOKかという区分がありましたので、これを見てみましょう。
業種別です。

業種別のクーポンの利用方法

業種別に見ると、紙クーポンも使える(オレンジ)の割合に大きな差がありますね。
ただ、上位3つまでが大勢を占めているようなので、観光施設以下(表では右側)は件数が少なく、割合としてみるには不適切かもしれません。
そうすると、上位3つでみると、おおよそ50%を上回る程度の店舗で、紙クーポンも使えるようです!

次に、市町別です。

市町別のクーポンの利用方法

市町別では、先ほどみたように下関・山口がダントツで多いようですが、割合としては多くの市町で50%前後のようですね。
紙クーポンも使える店舗の割合が一番高いのは周防大島町で、76.92%です。続いて、美祢市、田布施町、平生町と続いています。
防府市が一番割合が低く、36.62%です。アプリ利用が進んでいると考えたらいいでしょうか。

マッピング

続いて、マッピングですが、過去にやった作業の1回目は、住所情報から緯度経度情報を得て、それをTableauで表示しました。が、住所→緯度経度は、無料ツールを使っていることもあり、精度的にどうなのかな?というのがありました。

2回目はGoogleのマイマップ機能を使って作成しましたが、作成の手間がかからないというメリットのほか、いざ自分で使ってみたときに、自分のスマホを使って、現在地からのルート表示も簡単にできることが分かりました!これは作る時点では気づかなかった素晴らしい点だと思います。

ということで、スマホで行き先を調べることがあるかも?を考えると、今回の作業は、Googleのマイマップの方が適しているようです。
じゃあ、Googleの自分のアカウントにログインして、作ったExcelをインポートすると…はい、もうできました!

データをインポートした状態

今回は、データの中に、業種と、クーポンの利用方法(紙クーポンが使えるかどうか)も含まれていましたので、それも地図上に落とし込んでみます。

業種で区分したバージョン

こちらが、クーポンの利用方法で色を変えたものです。青が電子アプリのみです。

「利用方法」で区分したバージョン

このスタイル変更も、数クリックでできてしまいます。本当に簡単ですね。
後は、住所読み込みで14件ほどエラーが発生していましたので、一つずつ、公式サイト等を見て住所情報の個別修正しておきます。
それから、せっかくですので、アイコンの種類がたくさんあるので、業種が分かるように変えておきましょう。この辺は趣味の世界でしょうか。

で、できたのがこちら。
いつもY-BASE周辺をお見せしていますので、今回はY-BASE・防府サテライト周辺にしましょうか。
アイコンにマウスを合わせると、画面左側に入力している情報も表示されます。

防府サテライト周辺の状況と「うめてらすの」情報

では、最後に、このGoogleマイマップを共有しますので、もしよかったら使ってみてください。

最後に

それでは、今回の成果を、知人に報告しに行きましょう。
「クーポンが使えるお店の分析、できましたよ。マッピングもできました。」
「あっ、うん。ありがとう。実は、ちょっと言いにくいんだけれど。今回、クーポンが『regionPAYアプリ』で使うようになったって教えてもらったやんか。」
「ええ、そうなったみたいですね。それが?」
「そのマニュアルがさ、55ページもあってさ。そんな分厚かったら、目を通さんやん?普通。ね?」
「え???何の話ですか?」
「いや、覚悟を決めてマニュアルをよく読んだら、そのアプリ上で、クーポンが使えるお店が検索できたんよ。」
「どひゃー!えっ、そういうオチ!?」

ということだそうです。
いや、いいことなんですけれど、そういう機能があること、もっと分かるようにアピールしていて欲しいですね!

アプリの方が公式ということになるでしょうから、御紹介しておきますね。

アプリのトップ画面
クーポンが使えるお店の検索画面(防府サテライト周辺)

ということで、これからはアプリで確認できるようになって、良かった良かった、というお話でした。