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メタバース空間にY-BASEが!?体験イベントに参加してきました

デジテック運営事務局のHです。この最近、暖かくなってきましたね。しばらく冬眠していたペットのクワガタくんも活動を始めました。が、花粉だけは歓迎しがたいです。花粉症ワクチンとか開発してもらえると、個人的にはノーベル賞ものです。
さておき、今回は、メタバース、それからXRと5Gをテーマとするイベントに参加してきましたので、概況について報告いたします!

イベント概要

今回参加してきたのは、トレンドのデジタル技術や5Gを使った取組事例等を紹介する取組として、数年前から開催されている5G研究会というイベントです。今回は、メタバース・XR・5Gをテーマとして開催されました。
関連デモの体験会では、5G環境が整っているやまぐちDX推進拠点「Y-BASE」が会場となりました。

XRデバイスが盛り沢山!

体験会には、XRをテーマとするOculusQuest2やMicrosoftHololens2など、ゴーグルデバイスが多数展示されていました。
多眼レンズによる3Dの高精細な映像5Gで低遅延に伝送してゴーグル内に再現する仕組みであるとか、雪舟の水墨画の世界観をVRを使って没入体験する作品も展示されていました。前者はコロナ禍で大学生がオンライン授業を余儀なくされる中、獣医学を学ぶ学生が馬の脚に包帯を巻く様子を立体的な視角から確認して学習する取組に貢献している仕組みとのこと。また、後者は映像業界で著名な表彰を受けた映像作品ということでした。字面で伝えにくいのがXRなのかもしれないですが、どちらもデバイスを被って思わず声が出るようなスゴいデモでした!

雪舟の作品に没入している皆さん

メタバース上にY-BASEを模した空間が!

展示の一つには、メタバース空間を周遊したり、参加者どうしで交流ができるデモもあり、DOORというプラットフォーム上にY-BASEを模したメタバース空間が再現されていました。こちらは、デジテック運営スタッフがプロトタイプ的に作ったものですが、多くの方が体験を通じて驚きと楽しさを感じながら、満足されていた様子でした!
現場で体験した機能をいくつかご紹介します。

空間内に埋め込みされた動画の視聴ができる

モニター内の再生ボタンを押すとY-BASE常設デモの説明動画などを視聴できます
VRゴーグルで没入すると、モニターや部屋全体をよりビッグなサイズ感で体感できました

PC参加者はカメラを使用して顔見せしたやりとりもできる

PCでアバターカメラをオンにすると、顔を出してやりとりもできます
もちろん愛らしいアバターのまま登場することもできますよ

いかがでしょうか。DOORの場合ですと、メタバース空間のテンプレートもあるそうで、所定のデータ容量の範囲内で埋め込むコンテンツを用意いただければ、ご紹介しているような空間の製作が手軽に出来るそうです。しかも、アカウント作成やアプリケーションのインストールも不要で、VRゴーグルをお持ちでなくてもパソコンのブラウザからも体験できて、いろんな空間をハシゴすることもできるので、メタバースとは何ぞやというシーンにおいて気軽にそのヒントを得られるようなサービスだと感じました。

1階サテライト会場では林業現場に没入!

林業現場で活躍する重機の運転席からの伐採の様子を没入体験

体験会のメインはY-BASEでしたが、イベント全体の会場となったニューメディアプラザ山口の1階では、360度映像を使った林業体験会がサテライト的に開催されました。県の林業部署の方が撮影してきた木の伐採から製材されるまでの一連の過程を、ゴーグルを装着せずに多くの方がVRを体感できる「プロジェクションVR」に投影して、さながら山林に入り込んだような体験をすることができました。通常、林業の現場は林道を奥深く入らないと見ることができません。また、天候が良い時でないと、その地に入ることも容易ではありません。が、今回のように、一旦、映像を撮るまでを終えていれば、そうした問題もクリアするかたちで、お客さんとなる人に見せたいタイミングで体感してもらうことが可能になります。正にデジタルの強みを生かしたデモ体験であったように思います。

理屈抜きに楽しめるイベントでした

新しい技術を中心に展示がなされていましたので、この技術をどのような場面で使えば良いんだろう、自分の業務の範疇でどう取り入れればよいんだろう、という疑問も正直なところ少し持ちました。が、そうした気持ちよりも驚きや楽しいといった感覚が勝るかたちで楽しめるイベントでした。

新しい技術を使って何ができるのか、数ある新しい技術の中でどれがより効果的なのか、皆さんと一緒に探求しながら、デジタルの楽しさとデジタルがもたらす改善の効果創出が両輪で回っていけるように、引き続き今後の取組を考えていきたいと思います!