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【雑談⑩】楽器屋に走ったあの時の気持ち
おはようございます、根岸です。
ふと昔を思い出し、当時の自分を褒めたくなる時ってありませんか?
ボクは趣味のドラムを始めた事。
きっかけは小学生の時に親に連れてかれたミスチルのライブ。
特に好きだったわけでもなく、
ただ家族で出かける時によく車で流れてる曲って印象でした。
ただ生で見るとやっぱ違いました。
音というより振動、衝撃を全身で感じる。
はじめて行ったライブだったのもあり、
素直にカッコいいと思いました。
中でもステージでやたらと存在感のあるドラムが気になりました。
アイドル的人気の桜井さんが走り回って歌う後ろで、マジで何やってるかはわからないけど、長髪で気持ち良さそうにドラムを叩くジェンの姿に釘付けになりました。
(1997ツアーの東京ドーム)
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それがきっかけとなり、
色んなシーンで今までまったく気にもしたことがなかったドラムを見るようになります。
『人によって太鼓の数や配置が違うんだ』とか『叩き方も色々あるんだな』とか、
音楽番組でもとにかくドラムを注目するようになります。
そんな感じでドラムに興味が出てきた中学生の時、はじめて友人からバンドやろうと誘われます。
すでにギター、ボーカルは決まっていてベースとドラムが空いてるという状況でした。
あるあるですが、やっぱり目立たないベースとドラムは不人気だし経験者も少ないので決まらないんですよね。
ただドラムに興味があったボクはきっかけができたことが本当に嬉しくて『ドラムやるよ!』とすぐに答え、その日に1人で地元の楽器屋にいきます。
店に入るなり『今日からドラム始めます!』と息切らし謎の宣言をするボクに若干店員も引いてたと思いますが、教則本とスティックを一緒に選んで購入。
その時は400円の激安スティックを買いましたが、選んでる時に見た真っ黒なYOSHIKIモデルのスティック(当時3,000円と高くめっちゃ重い)
コレをいつか使える男になろう、練習しまくろう!とか考えながら家に帰りました。
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家に帰り早速練習を始めます。
もちろん練習用パッドなんてないから自分のモモやベッドをスティックで叩き始めます。
親も急に本見ながらスティックで右左右左とか叩き始める息子にビックリしたと思います。
ただその後も毎日毎日、
本見てブツブツ言いながら叩き続ける姿を見て、自分でやりたいこと見つけたことがとても嬉しくなったそうです。
音楽雑誌の後ろの方に載ってた練習用のドラムセット、ゴム製の2万くらいのやつを買ってくれたんです。これマジで嬉しかったなぁ。
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それが到着して、父親と一緒に苦戦しながら組み立てたんですよね。
なんとか組み立てて、さぁ叩くぞっ!って時に父親がはじめて火に触れる原始人みたいに、
不思議そうにハイハットペダル踏んでオープンクローズしてる姿をめっちゃ覚えてます。
今考えると父親はドラムがどういうものなのかわからないですからね。
それを一緒になって組み立てるって結構ありがたいことだなと改めて思います。
そこから本格的に練習するもマンションだからウルサイと苦情が来る、スコア読めない、フレーズの叩き方がわからない、本人が叩いてるMVとかライブの少ないドラムシーンを繰り返し見る、ドラム経験者がいれば行って教えてもらう。
細かくは覚えてないけど、
色々苦労しながらなんとか叩けるようになっていったと思います。
中学時代はミスチル、GLAY、ラルク、ブルーハーツ、HIDEとかをコピーして、高校時代は大人気だったハイスタやブラフマン、モンパチなどのメロコアメインにやりつつ、NIRVANAやRAGE、Radioheadなど洋楽も叩き始めます。
ゴムの簡易ドラムセットはYAMAHAの電子ドラムに変わり、複数のバンドをかけもちしてライブなんかもやるようになりました。
高校卒業とともにドラムをやる機会は減りましたが、結果今でも細々と続けてます。
もちろん始められる、続けられる環境にいたことが大きいです。
でも当時自分で面白さを見つけて楽器屋に走ったあの感覚はいまでも大切にしたいなと思います。
そんな感じでここ最近ドラムについて振り返るきっかけがあったので改めて、、、
それでは!
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