博士

アメリカに行ったらBest Buy、毎日飽きずにスマホ三昧【スマホ博士のひとり旅:山根康宏】

第12回

携帯電話研究家で香港在住の山根博士による、ケータイやスマホ以上に“こだわり”の多い、“ギーク”な目線の旅コラム。

第1、3、5金曜日更新予定
<著者:山根康宏>

空港から宿に向かい、チェックインを済ませて部屋に入って一服した後、真っ先にすることは何だろうか?さっそく観光に出かけたり、あるいは水や身の回りの小物を近所のコンビニや雑貨店に買いに行く、なんてのが一般的だろう。ニューヨークなどアメリカの都市であれば、車が無くとも宿の回りにはお店があるから買い物も簡単だ。自分はそのアメリカに行くと、真っ先に訪れる店がある。それがBest Buy、アメリカ最大手の家電量販店だ。

アメリカにまで行って電機屋に行くのは当然のことながら趣味でもあり市場調査も兼ねているのだが、海外の渡航先ではほぼ必ず1台、お土産というか記念品として現地で販売されている携帯電話やスマートフォンを買うことが自分の中でのルールになっている。日本と違い海外ではプリペイドスマートフォンも良く売られており、アメリカはその数や種類も多い。しかも値段も安いのだ。

たとえばちょっと前のモデルで、エントリークラスの製品ならば、時には19.99ドルという、1回の夕食代くらいで買えてしまうスマートフォンも売られている。当然カメラ画質は低いし、画面も狭い。でも所詮これは記念に買うものなのだ。自宅には現時点で約1500台の携帯電話がコレクションされているが、その1台1台を手に取ってみると、「これはバルセロナで苦労して買ったもの」「これはドバイで値段をふっかけられたブツ」など、その時の思い出がよみがえってくるのだ。

ということで、アメリカに行く前はBest BuyのWEBでプリペイドスマートフォンの販売状況を確認し、現地に到着するや否や、真っ先に店に向かうのである。そして実は、時間に余裕があれば、その翌日も、そしてまた翌日もと、毎日のように通い詰めてしまうのである。

↑アメリカに行くと真っ先に訪れるのがBest Buy。自分でもよく飽きないと思う

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