博士

毎年楽しみなヤンゴン旅行、今年は1泊2日の弾丸旅程【スマホ博士のひとり旅:山根康宏】

第19回

携帯電話研究家で香港在住の山根博士による、ケータイやスマホ以上に“こだわり”の多い、“ギーク”な目線の旅コラム。

第1、3、5金曜日更新予定
<著者:山根康宏>

3年前から毎年11月にミヤンマーのヤンゴンを訪れている。展示会に合わせての渡航だが、昼間は街中を歩き夜はローカルフードを食べるなど、仕事半分、遊び半分の気軽な旅だ。その展示会も3年前に始まったばかりであり、内容はまだまだな感じ。30分もあれば一回りしてしまえるほどで、記事にするほどの内容も無い。

それでもいくつかのブースの係員と雑談をすれば、ちょっとした情報をもらえることもあるのでそれはそれで重要な取材だ。ま、とはいえ「給料はいくらくらい」とか「土日は何しているの」と、直接は関係ないような話を聞き出しているのだが...

さて今年も11月15日から展示会と言うことで3泊4日で渡航スケジュールを組んでみた。今回は初日の早朝にヤンゴンに入り、そのまま展示会場へ。午後まで取材してからホテルに戻って仕事、残りの3日間は市内を適度にぶらつく、なんて予定だ。また有名なシュエダゴン・パゴダは一度は行っているので、今回は全長70メートルもの仏像が横たわっているという、チャウッタッチー・パゴダにでも行ってみようかと考えていた。

今回はたまたま直前にバンコクで別のイベントがあるので、そちらを取材してからヤンゴンへ飛ぶスケジュール。バンコクとヤンゴンの間はLCCだけでも多数のフライトがあり、移動は全く困らない。いつものようにSkyscannerで値段を比較しつつ、Nok Airなら15kgまで荷物が無料と聞いてそれを予約することにした。

前にも書いたと思うが自分の場合は荷物最小限のあてもない旅ということはほとんどなく、展示会にも寄るとなると着替えはしっかり必要だ。また現地でいろいろとモノを入手することを考えるとチェックイン荷物だけというのはちと難しい。今回もバンコクのイベントで仕入れたカタログや資料だけでも結構な重さだった。

さてバンコクのイベントも取材らしい取材は無く、夜はホテルに籠って溜まっている仕事をこなす毎日だった。ヤンゴンへ行く前日になって「そういえば展示会の開場時間は何時だったかな」とWEBページをチェック。開催内容詳細はどこかなと調べようとしたところ、驚きの情報が目に入ってきた。

ページの一番上に、しれっと「New Dates & Venue」の表示があり、会期が12月8日からと、ずれているのだ。これは困った!どうしよう...

↑バンコクのイベント取材最中に悲劇が起きた!まさかこの後の展示会が無くなっちゃうだなんて

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