博士

アメリカ行ったらこれ無しで生きていけない「Panda Express」【スマホ博士のひとり旅:山根康宏】

第10回

携帯電話研究家で香港在住の山根博士による、ケータイやスマホ以上に“こだわり”の多い、“ギーク”な目線の旅コラム。

第1、3、5金曜日更新
<著者:山根康宏>

一人でアメリカへ行って困るのが食事である。もちろんファーストフードの利用ばかりになってしまうし、コンビニがそばにあればピザやサンドイッチで済ますこともある。せっかくアメリカに行ったのに現地の名物料理やら美味しいレストランを探さないだなんて勿体ないと思うだろうが、自分の場合は食事にかける時間はなるべく短くしたいのだ。その分、他のことに時間を費やしたいのである。とはいえその「他の事」とは家電量販店に行ったりキャリアの店を巡ったりと、やっていることはどこの国へ行ってもそう変わりはない。

そんな店巡りをしても面白くないだろうと思われるかもしれないが、アメリカの町はずれにあるキャリアの小さい店などへ行こうものなら、普段は東洋人なんてなかなか来ないから「チャイニーズか?ニーハオ」とか「おれはスモー(相撲)を知ってるぞ」などと話しかけられることも多い。そこから自然と会話がはずみ、雑談だけで30分なんてこともある。そんなわけで携帯電話屋巡りをするだけでも意外と現地の人たちと交流することができるのだ。

そんな交流も終わってホテルに戻り、さて何を食べようかと考えても、アメリカの外食は結構高い。食事は「思い出」や「記念」にするものではなく、「明日の行動エネルギーを蓄えるための栄養源」と割り切ると、どうしても選択肢はファーストフードになってしまう。しかし出来ることならマクドナルドなどのハンバーガー系は避けたいところだ。マクドナルドをマズイとは自分はそれほど思わないが、やはり健康のことを考えるとあまり食べるべきではないなあと思ってしまう。

何か食べようとアメリカの各都市のショッピングモールを歩いてみると、ほとんどのモールにはフードコートがある。そしてそこに大抵店を構えているのが「Panda Express」なのだ。

↑アメリカ滞在中に日本人の命の源となるPanda Express


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