グルジア聖なる酔っ払いの伝説【グルジア酔いどれ夜話/Siontak】
第九夜
2015年4月に呼称をグルジアからジョージアへと変更した、南コーカサスの国。日本ではあまり馴染みのないこのジョージアへ、シルクロード旅行中にたどりついたSiontakさんのコラムです。ジョージアとはいったいどんな国で、どんな生活をしているのか!?
第2、4火曜日更新
<著者:Siontak>
↑前回グルジアのグラフィティのおまけ
職場の近くあったグラフィティ。見覚えがあってなんだったかな・・と職場についてからも考えてたら思い出した。
これ、グルジアの画家ニコ・ピロスマニの絵にオマージュしたグラフィティだ。
ニコ・ピロスマニはグルジア人が最も愛するグルジアを代表する画家。グルジアの旧1ラリ札には彼の絵が使われているほどだ。
↑左が旧1ラリ札、右が原画で、左下の肖像画はピロスマニ。
僕はグルジアに来るまで彼については知らなかったけど、いつの間にか好きになってしまった。ピロスマニの描いた絵にグルジア人はグルジアの原風景を見ていると僕は思っている。僕ら外国人が見てもそこにおとぎ話のようなグルジアが見えてくる。
今日はグルジアの聖画家ニコ・ピロスマニについて紹介したい。
↑代表作の一つ、「漁師」
片手にナマズ、片手に容器を下げた漁師が朱色の上着に黄色い帽子とずいぶん派手な格好で暗闇から現れてきたところ。なんとも印象的で僕も好きな一枚。
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