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【黒船来襲】AIがスポーツ産業を飲み込む時代が来る?!


「Aiによって近い将来無くなる仕事・職業」なんて話を聞いたことが有る方も多いと思います。

無人で走る車や空飛ぶタクシーの開発ネタがニュースに出てくる時代ですから、この10年から20年の間で世の中は劇的に変るのでしょう。

パリで進められている空飛ぶタクシー計画は2024年のパリ五輪までの完成を目指して進められているそうです。シャルル・ド・ゴール空港からパリ中心部までは陸路を進むタクシーならおおよそ50分程度。


空飛ぶタクシーなら15分程度で到着するそう。

7月19日本日より、東京五輪開催による関係者及び観客の安全で円滑な輸送と、物流を含めた都市活動の安定との両立を図るための交通対策の1つとして、首都高速道路の料金一律1,000円上乗せが始まった。早速初日の今日から一般道の混雑が酷い状況といったSNS投稿が相次いだそうです。

本来、東京五輪もコロナ禍でなければ、高度な技術を伴ったサービスや商品が多数発表されていたことであったと思います。

スポーツ産業にあっても新しいパブリックビューイングの形など、たくさんの技術進化の見せ所といった開発が進められていたと聞いています。
しかしコロナ禍にあって『密』といった言葉が生まれだし、早々に企業や開発・技術者達は矛先を変えざるを得ない状況に追い込まれた。

プロジェクションマッピング、VR、IR等、『観戦』をキーワードとすると様々な技術が生まれ、日々進化しています。

残念ながら多くの人がこの東京五輪ではそういったIT進化とは無縁に、『おうち』で静かにいつものTVと向き合いながらの観戦となりそうだ。

因みに前回の東京五輪1964は奇しくも『TVオリンピック』と揶揄されたそうです。

五輪の模様をVTRで収録し、それをスローモーションで再生するといった新しいテレビの技術が使われるようになり、またオリンピック史上初の衛星中継も行われたそうです。
カラーTVが一気に普及し、今までに無かった技術で『おうち時間』を楽しんだのがこの時代とのこと。

そこから57年が経過し、2度目を迎える東京五輪。
少なくとも私は『おうちオリンピック』となって、購入から10年は迎えようかという、いつものTVでおおいに観戦を楽しもうと思っています。

さて、最近スポーツのAI指導なるものが続々とリリース及びサービス提供が始まっています。

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先日あるIT開発者の方から、以下のリリース記事を見つけたと連絡を頂いた。


また、海外では「セブンシックス」というAIによるテニス解析アプリがすでにサービス提供されている。

裏付けは取れていないが数々のグランドスラムのタイトルを手にしてきたクレイコートキングのナダル選手が主宰者となるナダルアカデミーにも採用されているらしいといった話も聞いた。

コチラはスイング解析されたものが点数化された上で、課題の抽出やアドバイスがもらえる。


このアプリを最近使用されているテニススクールのオーナー曰く、かなり精度の高いスコア化機能で、テニス歴やレベルに応じた点数がしっかり出ているとのこと。
課題抽出やアドバイスも的を得ているそうだ。

テニスだけではない。野球やサッカー、バスケットボールなど様々な競技でAIを介した解析や指導が導入され始めている。
まだサービス開始に至っていない実証実験レベルも多数ある。

一部のトップアスリートだけが対象で無く、スポーツ愛好者や子供など幅広い利用が望めそうなのも魅力。

テニスやスイミングといった競技はスクール産業が隆盛だ。
子供から大人まで、あるいは競技レベルとは無縁の健康志向者・愛好者から草大会で上位を争う競技者など様々なレベルを網羅して指導する。

AI技術はこうした指導者達の職をもしかすると奪ってしまう可能性がある。

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AIはこうしたユーザーをスコア機能でレベル分別し、それぞれ個々の課題を抽出し、効果的なトレーニング方法を提案し、戦術やゲーム展開のアドバイス、食事メニュー起案まで可能。

一方スポーツインストラクターやコーチ、監督といった指導者には明確なレベル分けや資格が無いことが多い。
また、ITとは無縁の時代で育った世代は個人の経験値や成功事例に頼ることが多いので、指導理論や指導方法が人によって真逆になるといったこともよくある。

AIではこうした指導のバラつきも発生しないだろう。

サークルやクラブといったチーム活動にさえ制限が掛かるコロナ禍。
これからの時代のスポーツではマラソン人気で言われたように「1人で出来る」、「いつでも出来る」といったキーワードにプラスしてそのような環境でも『上達も出来る』といったことも重要かも知れない。

そういう意味ではバッティングセンターやオートテニス場と言った場が進化し、IT武装したセルフトレーニング場のような場所がこれからのスポーツ施設の主流に変ってしまうかもしれない。

スポーツ産業のスポーツ教室や指導者が進化するためにはこうしたAI含むあらゆるITツールに向き合い、共存出来る方法を見いだすことが大事になるであろうと考える。

AIはその場やその瞬間に笑顔で人を迎えたり、拍手をしたり、握手を交わすことは出来ない。
スポーツはコミュニケーションに溢れている。

AIを上手く利用・活用し、コミュニケーションを大切にすれば、色んな意味でより豊かなスポーツの場が提供出来るはずだ。

黒船来襲で文明は開化する。
鎖国ではスポーツの未来は消えてしまう。

スポーツ産業にとってAIのスポーツ参画は新たな開国の一歩となると信じている。

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