ついにリリースされたセルフサーブ型TikTok広告で中小企業も自力出稿が可能に!
2020年4月22日、インターネット広告界が待望していたTikTokのセルフサーブ型広告が始まりました。
これまでTikTokの広告はTikTok側が認めた一部の大手広告代理店、メディアレップなどを通さないと実質出せないことになっていたわけですが、今回リリースされたこの広告機能を使えば企業規模を問わずに、Facebook広告やTwitter広告といった、他のSNS広告のように自力管理で広告を出すことができます。
さっそく登録して管理画面をチェックしてみましたので、その所感をお伝えしますね!
アカウント作成について
まず、TikTok広告(TikTok Ads)はこちらから。
日本語表示にしっかり対応していますので、ご安心を。
「広告を作成」からアカウントを作って進めます。
配信できるプレースメントについて
まず、対応しているプレースメント(配信場所)ですが、TikTokアプリの他に、キュレーションAPP、Vigo、Helo、Pangleとのこと。
ただし、Vigo、Heloはインドのみとのことなので、日本消費者向けでしたら関係あるのはキュレーションAPPとPangleですかね。
続いて、どういうターゲティングが可能かも見てみました。
まずロケーションでは国の他、日本であれば都道府県までが絞り込めるようです。
他に性別、年齢、言語、興味関心カテゴリーといったソート機能がありました。
中でもこの13-17という年齢層、他のインターネット広告ではみない層です。
10代に狙って広告出せるというのが魅力に思える企業さんいますよね、チャンスですよ。
基本的にそれ以外は他のSNS広告と同様の感じですが、どこまでターゲット精度が高いかは実際に配信してみないとわからないところもあるので、情報集まってきたらまた改めて解説します。
広告フォーマットについて
どんな広告フォーマットが入稿可能かですが、TikTokでの配信は動画のアップロードのみのようです。
アップロードできる動画の解像度は横長1280*720、正方形640*640、縦長720*1280とのことですが、TikTokアプリを使っているユーザーのことを考えれば縦長ですよね。
ただ、720*1280とありましたがフルHDサイズ(1080*1920)の動画もアップロード可能でした、きっと圧縮されて配信されるのでしょう。
ただし、動画の尺が4.5秒から60.5秒までの間である必要があるそうです。
そして安全ゾーンというのが設けられていますので、企業ロゴとか、見えなくなったら困るものは動画内の位置に気を付けないといけませんね。
オーディエンスについて
より効果のでやすい対象に配信するために必要不可欠なオーディエンス機能もしっかり備わっていました。
例えば、自分たちのWebサイトに90日以内に訪問した人などをオーディエンスとして設定ができます。
(Webサイトに専用のピクセルを配置しておく必要があります)
さらにFacebook広告などでお馴染みの類似オーディエンス機能もあるようですから、潜在的な見込み顧客へのターゲティングも決まりそうですね。
セルフサーブTikTok広告の所感まとめ
以上、サービスインしたばかりのセルフサーブ型TikTok広告の管理画面についてざっとプレビューいたしました。
基本的にはFacebook広告など他のインターネット広告・SNS広告の管理画面にすごく似ていますので、既存広告利用経験者であれば、説明いらずで進めてしまいそうです。
注意すべきなのはTikTokだからですが、動画広告しか配信できないので、動画広告素材がないと対応できません。
しかもTikTokの主流である縦位置の動画広告素材を用意してある企業って、現時点ではかなり少ないはずです。
ですから、ベストパフォーマンスを出そうと思ったら他の媒体の広告の使い回しではない方が良さそうですが、広告フォーマットが他のものと違うので、(いわゆるカルーセル広告とかはないわけなので)事前に準備が必要ということでしょう。
実際に出してみたパフォーマンス所感などの情報も集まり次第、追ってご紹介したいと思います。
というわけで、誰でも出稿できるようにはなったTikTok広告ですが、それでも手伝ってほしいなどご希望がありましたら、ご相談に乗れますのでお気軽にご連絡いただければと思います。