セルフサービス式も始まったTikTok Adsはどう活用すれば良いか?
先日、セルフサービス式による運用型広告が開始され、身近になったTikTok Ads(広告)。
自社の広告媒体として採用すべきかお悩みの企業も多いのではないかと思います。
そこで今回は、このTikTok Adsを企業はどう活用したら良いか解説したいと思います。
10代にリーチしたいならこれほど最適な広告はない
TikTokのユーザーは圧倒的に若い世代が多い。
しかも10代から20代前半くらいの層です。
このことから、若い層をターゲットにしている企業にとっては、これほど有用な広告媒体はないのではないかと感じています。
ターゲティングの設定欄にある年齢選択で「13-17」、つまり中高生を狙って打てるインターネット広告なんです。
広告したい商材のターゲットがこの年齢層であるなら、ドンピシャでリーチができるということです。
私はここにTikTokで広告を出す最大のメリットを見出しています。
TikTok Adsのパフォーマンスはどうか?
さて広告主が気になるのは、パフォーマンスですね。
これについては、まだ出稿企業が少なく、十分な情報が集まっていないため、断じることはできないのですが、TikTok AdsがFacebook広告やTwitter広告、Google広告などを競合としていることから、市場原理的にこれら他の広告と大きく成果が違うということはないと思います。
その上で、広告の質だったり、各アプリ利用者層と商材の相性などによって、TikTok Adsの方が他媒体よりパフォーマンスが良く出ることもありえるでしょうし、その逆もあることでしょう。
この辺りのパフォーマンス面は情報が集まってきたら改めてお知らせします。
どんな広告を出せば良いか〜TikTokの世界観を理解しよう
TikTok Adsで成果を出そうとするならば、TikTokの世界観を理解した、ターゲットに刺さる広告を打つ必要があります。
ようはいかにもTikTokぽい感じの方が良いということです。
これに関しては、例えばTwitter広告とかでも、Twitter世界観に合ったライトな文調の広告が刺さりやすかったりといった例がありますので、TikTokに出すならTikTokの世界観に合わせるというのは当然の流れとなります。
しかし、TikTokのメインユーザーが10代に対し、企業のデジタルマーケティング担当者はよくて20代、実際は30・40代の方が多いのではないかと思います。
そこで注意深く、その世界観を理解しようと努めないと、なんかイケてない広告になってしまう可能性は大いにあります。
そこで担当される方は日頃からよくTikTokをウォッチしておくと良いでしょう。
中でも人気のインフルエンサーの投稿は参考になりますので、フォローしておくことをオススメします。
具体的に名前を出しておくと
①メイク系動画で圧倒的人気を誇る「やみちゃん」
②自身の英会話スキルを生かして教育系動画を配信する「もえぴ」
TikTokは音楽とも相性が良いですよね、③映像制作も得意な「かなた」
④そしてTikTokの「おばー」
こうしたインフルエンサーをチェックしたり、流行りのエフェクトを研究しておくと、良い感じの広告が出せるのではないかと思います。
そして広告クリエイティブはどうやって作るか?
さて世界観を理解した上で、肝心の動画広告、すなわちクリエイティブをどうやって作るかも重要です。
制作会社に任せるのも良いですが、専用のアプリを使って自前で用意することも可能です。
TikTok AdStudioというアプリがスマホのアプリストアでダウンロードできます。
こちらを使えば、簡単に動画をTikTok風にアレンジすることができます。
動画のトリミングはもちろん、無料で使える音楽BGMやキャプション字幕を入れたり、エフェクトも効かせることができるんです。
TikTokに慣れている方でしたら、簡単に編集できてしまうと思います。
元になる動画撮影自体もスマホで問題ないですし、もはや制作会社要らずですね!
まとめ
今回のセルフサービス式導入により、中小企業などでもTikTokへ簡単に広告が出せるようになりました。
まだ出稿広告主が少ない今こそ、新しい広告媒体を探されていた企業、自社商材のターゲットが10代だという企業は一度試しに出稿してみる価値があるのではないかと思いますよ!
誰でも簡単に出稿できるとは言いましたが、何かお手伝いが必要でしたら、デジタルマーケティング大学校でサポートしますので、お声掛けください。