YDNの名前はなくなるの?Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)は何が変わったか?
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)が、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)になりました。
YDNといえば、GDNと並ぶ、世の様々なWebサイト上にバナーを出せる広告として有名ですね。
特に日本人閲覧者の多いYahoo! Japanサイトに掲載するには実質YDN一択なわけです。
そのYDNが、装いも新たに「Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)」に変わったんですが、運用型という言葉を入れてきたあたりにデジタルマーケティング界隈の人間的には昨今のインターネット広告の流れ的なものを感じてしまいます。
こちらがYahooの新しい商品体系になります。
形はわかりやすくなりました。
そして結論から言うと、かなり初心者にも優しい仕組みになったと思います。
インハウスで運用されている企業などにはかなり嬉しいアップデートなのではないでしょうか。
それでは、実際にどう変わったかについてまとめてみました。
コンバージョン関連で改善が見込める
一番最初に伝えたいのはYDNとして現在出稿中の広告が、媒体名称が変わったからと言って急にCPCが増減したりはしないです。
ただ、Yahoo曰く、コンバージョン関連はかなり改善がみられたとのこと。
※計測期間と対象:2019/10/1~12/6と2019/12/7~12/26において、一定数の予算配分が完了したアカウントが対象
※すべての出稿に対して、効果を保証するものではありません。より良い掲載結果を得るためには、コンバージョンタグの設置、コンバージョンデータの蓄積、アカウント構造をシンプルにしてデータ分散を防ぐなどの工夫も必要です。
基本的にこれまで通りに運用ができるのに、結果が改善できるかもしれないということなんですね。
そして管理画面が変わりました
さて、運用担当が大きく変化を感じるのは管理画面でしょう。
新しい管理画面への切り替えは、管理画面に出てくる「新画面を利用」スイッチです。
私も先日スイッチをONにしてみたんですが、設定自体は全て引き継がれているのを確認しました。
ただ、使い慣れた画面から変わることで、設定を間違えないか、最初はヒヤヒヤするのではないかと思います。
(こういう運用型広告は金額設定とかひとつ間違えると死ぬんです、担当者の方は共感していただけると思います。)
こちらが新しい管理画面なんですが、旧式のものより昨今のWebトレンドを踏まえたデザインにリニューアルされています。
ただ、他のインターネット広告(GDNやFacebook広告、LINE広告など)も運用していれば、どことなく他社に似ているので、私はわかりづらいことはなかったです。
インハウスでいろいろな広告をコントロールする方にとっては、横並びで作業できるから良いのかなと思いますね。
新しいキャンペーンでは目的が重要
ここまでは既存の広告を引き継いだ場合に起こることですが、今後新しくキャンペーンを作成する場合に設定が変わりましたのでご紹介しておきます。
まず、キャンペーンの目的を選びます。Facebook広告などと近い感じですね。
これで何を選ぶかによって、広告配信アルゴリズムが変わるようですので適切にコントロールしたいところです。
ターゲティング精度も上がった・・・かな?
オーディエンスカテゴリー(ターゲティング機能)が出来て、よりターゲティング精度が上がったのではないかと思います。
ちょっと私はまだ検証し切れていません。
自動入札機能が強化されました
これは私個人的には嬉しい。
これまでYDNの自動入札はコンバージョン15件を蓄積しないと使えなかったので、出だしのコントロールに手間がかかっていたんですが、今度から、0件でも自動入札機能が設定できるようになったとのこと。
手動入札で手探りで金額を探っていくのは、慣れてないと難しいですからね。
より初心者にも優しくなったのかなと。
フリークエンシーキャップも機能強化
何回も同じ広告見せたくないよに便利なフリークエンシーキャップ。
これがクリックベースだけでなく、ビューアブル(視認範囲)ベース、つまりユーザーの目に触れた回数でも使えるようになったみたいです、良いですね。
何度も見るのにクリックしないということは、ターゲットではない可能性もありますから、適切に除外することで広告効果を高められるのではないかと思います。
総評としてはワクワクするアップデートでした
というわけで、YDNからYahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)になって何が変わったかをご紹介しました。
総評としては、かなり良い感じになってワクワクしています。
この機会に使ってみたいという企業様いらっしゃったら、ぜひ出してみてはいかがでしょう?
インハウスでもできる感じになりましたし、ちょっと手が足りないということでしたら弊社でもお手伝いします。
必要がありましたら、お気軽にご相談いただければと思います。
この度は私のnoteをご覧いただきありがとうございます。 もしもサポート頂ける場合は、お礼にデジタルマーケティングに関するお悩みにお答えいたします! 追ってお礼メッセージとともにご連絡させていただきます。