人気沸騰中のClubhouseは企業のデジタルマーケティングにどう活かせるか?
今年に入り日本でも本格稼働し始めた音声SNSアプリ「Clubhouse」ですが、ここへ来てプチブレイクを果たした感じ。
私のつながりをみている限りでも、もはやデジタルマーケティング界隈の「もともと新しいサービス大好きだぜ」層だけでなく、「そんなにデジタルデジタルはしていないけれど流行り物はチェックする」タイプの一般アーリーアダプター層にまで一気にバズった感があります。
ただここから、マジョリティ層にまで広がるかは未知数ですけどね。
それでも、TikTok以来に、久々に勢いのあるSNSが出てきた感じはありますので、Instagramとかが企業活用的には勢いを失いつつある現状、今後の動き・広がりに注目せざるをえません。
このClubhouseがどういったものだとか、何が面白いかという考察は他のnoteさんに譲るとして、デジタルマーケティング大学校的には、これが企業のデジタルマーケティングに活かせるものなのか、企業担当者としてもチェックしておいた方が良いかについて考察してみたいと思います。
お時間がない方に先に結論だけお伝えしてしまうと、現在はなかなか活用しづらい、ただ流行っていく可能性は否定できないので、チェックだけはして乗り遅れないようにしておくというのが良いと思います。
今のところ企業アカウントが存在できない
まず重要なこととして、現状は実名制の個人アカウントのみが存在できる状況です。
このため、いわゆる企業アカウントというものが存在できないです。
将来的に変わる可能性があるかもしれませんが、現状は〇〇社というアカウントが作れません。
そこで、企業がClubhouseでマーケティング活動しようする場合に、例えば社長が自らであるとか、属する個人、もしくは広告塔となった誰かが、会社を背負って活動することになるのかなと思います。
個人事業の方とか、有名なオーナー社長などがいるような企業は強いですが、資生堂とかスターバックスみたいなパブリックな企業には活用が難しい面があるといえそうです。
よって、例えば私たちで言うと、デジタルマーケティング大学校というアカウントではなく、学校長であるクニサワが個人で頑張るなら活かせるかもしれないということです。
広告出稿を受け付けていない
現在はまだClubhouse運営側も、サービスをどう育てるかということに注力していて、マネタイズをそこまで考えていない印象です。
したがって、このアプリ内に広告を出すような機能は用意されていません。
しかし、FacebookやInstagramなども徐々に広告機能が充実して行ったように、今後広告出稿機能が追加される可能性は否めません。
そうなったときに、いち早く取り入れられるように、アプリのチェックだけはしていきたいですね。
まだユーザーが楽しみ方を見い出し切れていない
アプリが始まったばかりだというのもありますが、音声SNSという概念自体が未知数な世界だと思っています。
私も実際に使ってみてそうですが、一般的なユーザーはとりあえず流行り物に飛びついてアカウントは作ってみたんだけど、ここで何をすれば良いのかということがわかっていない方が大半です。
たまたま昨日(2021/2/3)夜に入ってみたら、元AKB48の高橋みなみさん(たかみな)と芸人安田大サーカスのクロちゃんがしゃべっているルームに行き当たりまして。
こういうのはファンであれば、聞いて面白いよなーって思ったのですが、まだラジオの延長みたいな域は超えていないですよね。
まだ一般ユーザーがルーム配信していくような感じにはなっていないので。
ちょっとまだ様子見かなと思っています。
もし今活用するとしたら(面白い取り組み紹介)
ちょっとネガティヴ気味な感想になってしまいましたので、逆に今活用するとしたらという視点で話してみたいと思います。
まだ模索中ですが、面白そうな取り組みを2つほど紹介します。
①業界の横つながりを作ろうという試み(無音交流部屋)
とりあえずフォローしあって、フォロワー増やしとこうみたいな取り組みですね。
こうして、業界別の部屋があれば、横のつながりを簡単に持つことができるのも面白いです。
そこから仕事につながるのかどうかはわかりませんが。
コロナ禍でめっきり機会が減ったであろう、名刺交換会のオンライン版ということでしょうか。
B to Bとかで営業機会・営業接点を持つ施策としては良さそうです。
②採用につなげられないかという試み(クラシコムさん)
これ面白いなって思ったんですけど、社内会議を誰でも視聴可能なオープンな世界でやっているという。
もちろんこれ聞かれたらまずいなって話はしない前提なんでしょうけど、入社志望の人が聞けたりとか、外の意見を簡単に取り入れられるかもしれないし、こういうのをいち早く取り込んじゃうぜという企業ブランディングとして面白いなと思いました。
クラシコムさんはECサイト「北欧、暮らしの道具店」で元々有名な企業ですが、やはりデジタルマーケティングお上手ですね。
③オリジナル案、インフルエンサーにトークショーで商品について語ってもらう
冒頭で示したように、高橋みなみさんとかクロちゃんとか有名人の参入も盛んなClubhouse。
また他SNSで既にインフルエンサーとなっている方はClubhouseでもフォロワーを多く集め、一定の影響度を得ている様子。
そこで、ビッグな方達による対談(トークショー)で商品の良さを語ってもらうというのは素直にありそうです。
ただ他のSNSでもそうですが、やらせは嫌われますので、これはスポンサーありきだよというのを明示してやった方が良いですね。
インスタライブとかが食傷気味で飽きられてきているので、まだ聞いてもらいやすいClubhouseでやるというケースは今後どんどん出てくるのかなと思います。
まだ活用しづらいですが、とりあえずチェックだけは怠らずに!
最後に、まとめになりますが、2021年2月4日時点では、まだClubhouseを企業デジタルマーケティングの活用の場としては使いづらいです。
ですが、こういう新しいSNSは先行者利益が大きいので、早めにチェックして活動しておく(フォロワーを集めておく)に越したことはないと思います。
私の経験上、SNSというのは、だいたい最初はフォロワー集めやすく、成熟するにつれ集めにくくなります。
今ならがっと稼げると思うので、動かれる場合は早めが良いと思います。
さて、デジタルマーケティング大学校では、Clubhouseに限らず、他SNSやデジタルマーケティング全般についても含めて、企業のデジタルマーケティングに関するコンサルティングサービスなどを展開しております。
お困りごとなどあればぜひお気軽にご相談ください。