
Zoomセミナー開催が増えている!その成功の条件とは?
これまでセミナーを開催して、業務受注につなげる、いわゆる「セミナー営業」をしていた企業が、今ごそっとオンラインセミナーに軸足を移しています。
セミナー会場に多数の来客を集めたら、いわゆる「3密」になってしまい、このご時世「アウト」ですので当然ですね。
その中で、オンラインセミナーによく利用されているのが、人気沸騰のオンライン会議アプリ「Zoom」です。
プランにもよりますが、基本は同時100人まで参加できますし(もっと参加者を増やせる上位プランもあります)、比較的他のビデオチャットより使いやすい、日本人利用者も急激に増えているということで、オンラインセミナー開催ツールの選択肢として筆頭に上がるのは当然の流れですね。
主にB to B 法人営業の場で使われることが多いと思うのですが、本日はデジタルマーケティングの観点から、Zoomセミナー開催における成功の条件をお伝えしようと思います。
①魅力的なテーマ、特にオンラインならではのテーマを設定しよう
まずは、そもそもどんなテーマでセミナーかを開催するかによって、セミナーの成功度が変わってきます。
リアルセミナーでも変わりませんが、「魅力的なテーマ」であることは重要です。
それに加え、オンライン開催だからこそできることがエッセンスとしてあると、より参加者には魅力的に映りますね。
例えば「普段は有料開催だけど、今回はオンラインだから無料です」とか。
リアルだと会場の問題で東京開催だけだったけど、「オンラインだから全国からご参加いただけます」とか。
あとは、自分たちだけだとどうしても魅力付けが弱いということでしたら、ゲストを呼ぶのも有効です。
現実的かどうかは別として、例えばホリエモンこと堀江貴文さんがゲストだとしたら、すごく参加者が増えそうですよね。
ついでにゲストの方にセミナー中、自分たちの商品サービスについて上げるような発言(トスアップ)をしてもらうことができれば、クロージング率も高まりそうです。
②参加者集め、集客はリアルセミナーと変わらない
開催が決まったら、セミナーに人を集める必要がありますね。
これについては、リアルのセミナーと変わらないです。
メールやSNSなどで見込み顧客リストを持っている企業は強いですね、開催のお知らせをリストに対し送れば良いわけです。
これに対し、あまりリストがないという場合、これもリアルと同じ戦略になると思いますが、既にリストを持っている企業との「ジョイントセミナー開催」や「見込み顧客に近い層のリストを持っている企業のメルマガなどに広告出稿する」といった方法が有効です。
もちろん、インターネット広告も有効ですよ!
リアルと違って会場の都合がないので、地域を絞ったり、参加可能人数を絞らなくて良いのは魅力ですね。
(ただし参加人数に限っては、オンラインであってもある程度限定している企業が多いようです、おそらくその後のフォローとかの問題でしょう)
③Zoomセミナー開催時のコツ
1) ホスト役のアカウントは有料プランで!
ZoomではミーティングIDを共有するだけで、セミナーを始めることができるのですが、無料プランのままですと複数人数参加のミーティングは40分で終了することになっています。
それなら40分以内にすれば良いと思うかもしれませんが、途中トラブルがあった場合とか、質問が多かったなどで時間が過ぎてしまうことは十分に考えられます。
月額2000円とかですので、ビジネス利用であればケチケチせず、必ずホスト役のIDを有料プランにしておきましょう!
2) ミーティングIDには必ずパスワード設定を!
ミーティングIDを作って招待する場合は、必ずパスワード設定を行いましょう。
ご存知の方も多いかもしれませんが、Zoomは急成長した反面、セキュリティ面でちょっと危なっかしいところがあるようです。
パスワード設定がないと、適当にIDを入力した他のユーザーが突っ込んでくる危険性があります。
3) ミーティングIDやパスワードがSNSなどに流れないよう注意する!
上記に関連し、ミーティングIDやパスワードが参加者以外に共有されないように細心の注意を払う必要があります。
公になっていると、誰が見て突っ込んでくるかわかりません。
参加者の方にも、勝手に共有しないよう念を押して伝える必要があります。
4) 必ず予行演習を!
特にオンラインセミナーを初めてやる場合は、事前に必ず予行演習をしましょう。
社員に協力してもらって、複数で行います。
リアルタイムでは場数を踏んでいるとしても油断は禁物です。
オンラインならではの問題として、「接続トラブル」とか「操作トラブル」が予想されます。
トラブルが起きると、参加者に慣れていない感を与え、盛り上がりを阻害しクロージング率が下がる原因にもなりかねませんので、お気をつけください。
5) セミナー中はスタッフと協力して盛り上がりを演出!
実際にセミナーが始まったら、いかに場を盛り上げるかということに注力しないといけませんね。
リアルタイムでのコミュニケーションがなければ、ただのオンデマンド動画配信と変わりません。
しかし、参加者の気分に気を配りながら、話し続けるというのは実際オフラインより大変です。
そこで同僚などスタッフにも一緒に参加してもらって、参加者の様子を絶えずモニターチェックしてもらったり、チャットで盛り上げてもらったりするようにしましょう。
笑うときにいの一番に笑ってもらう、拍手するなどの演出はあって然りだと思います。
また、Zoomでは遠隔でカメラ操作もできる機能があります。
スピーカーとは別のスタッフがカメラコントロールして盛り上げるのも良いですよね(事前に練習必須!)
④Zoomセミナー開催後はどうする?
セミナーが終わった場合、リアルでは個別相談に流したりすると思います。
Zoomによるオンラインセミナーでは、とりあえずミーティングは一回終わらせる(終了ボタンを押す)しかありません。
その後、個別Zoomミーティング立ち上げとかは可能ですが、リアルよりは続きという形では誘導しにくくいので、メールなどでフォローアップするしかない場合もあります。
このため、クロージング率はリアルより低いと考えて、集客する人数を多めにするとか、開催回数を増やすとかの工夫は必須です。
ただ、それだけですと労力が増えてしまいますので、オンラインならではの方法として、セミナー中の内容を録画し、それをオンデマンドで集まれなかった人向けに配信するといった使い方をされると良いと思います。
オンデマンド配信はYouTubeにアップしてURLを送ったり、FacebookなどSNSで配信する方法があります。
これであればデジタルデータだけで勝手にできますので、労力はかからずにさらなる見込み顧客へアプローチができます。
(リアルタイムのセミナーよりさらにクロージング率は下がるとは思いますが)
⑤まとめ、まずは「やってみなはれ」
以上、Zoomセミナー開催における成功の条件ということで、まとめました。
オフラインでもセミナー経験があれば、その知見やノウハウは基本的には生かせると思います。
ただしデジタルならではの感覚・特性といったものはありますので、まずは社内でテスト的にでも良いので、一度試してみるのが良いのかなと思います。
Zoomセミナーについてもっと聞いてみたいことがあるとか、手伝ってほしいという場合はお気軽にご相談ください。
皆さまのZoomセミナー成功をお祈りいたします!