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【Google広告しっかり運用出来てる!?】 推奨アカウント構成をチェック

Googleといえば誰しもが知っていますよね。
広告運用経験者であればGoogle広告も当然知っているかと思います。

ただ・・・
上手く運用出来ていますか?

Google広告に限らないですが
この業界はアップデートがドラスティックで
新しい配信ロジックがバンバン出てきたり
推奨のアカウント構成も変わったりしています。

今回は2021年8月現在での
Googleの推奨アカウント構成をまとめました。

そもそも推奨の「アカウント構成」って何?
推奨の「運用方法」とかじゃなくて?

そう、思われる方もいるかもしれません。

しかし、実は今や「アカウントの構成」こそが
最重要ポイントになってきています。

というのも、
Googleの機械学習の機能が数年前に比べたら
信じられないほど精度も上がっており

『いかにGoogleに気持ちよく学習してもらうか』
=『いかにGoogleが学習しやすい構成になっているか』

がとっても大事なのです!!

今回はこの「アカウント構成」という部分に
焦点を起き話を進めていきたいと思います。

Google 推奨構成

☆基本思想
⇒キャンペーン・広告グループはなるべくまとめる
※1広告グループに1キーワードの構成などは論外※

■キャンペーン

上記のとおり基本的には1つのキャンペーンでも良いくらいだが
キャンペーンで設定する項目が異なるなら分けます。
(検索・ディスプレイ・動画ではキャンペーン分けます)

例えば、
1. 予算が異なる
2. 配信ネットワーク(google.com、検索ネットワークなど)が異なる
3. 入札戦略
4. エリア
など

検索広告でいうと
キャンペーンは「指名系」と「一般」の2つで十分なことも多いです。

指名系と一般で予算も別れてなく、入札戦略なども同じなら
この2つも一緒にしても問題ないです。

他に、2つ大事な視点があります。

1つは
オーディエンスサイズに大きな違いがあるのなら、
広告グループよりキャンペーンで分けた方が良いです

(特にディスプレイと動画)

極端な例ですが、ディスプレイ広告で
デモグラとリターゲティングについては
広告グループで分けるよりキャンペーンで分けた方がいい。

もし同じキャンペーンで実施すると
いくらリターゲティングの方が効果良かったとしても
デモグラの方が圧倒的にオーディエンスサイズが大きいため
やはりそちらに配信が寄ってしまう可能性が高い
ため。

逆にいうとオーディエンスサイズが同じくらいならキャンペーン分ける必要はない。例えばTrueViewだと『リターゲティング』と『カスタムオーディエンス(検索)』は同じキャンペーンで、広告グループで分けることを推奨しています

「リターゲティング」と「カスタムオーディエンス(検索)」のユーザーボリュームがほとんど変わらないためですね。(ケースバイケースですが)

※ちなみに「カスタムオーディエンス(興味関心)」の場合は「リターゲティング」とはボリュームが異なりすぎるのでキャンペーン分けていいと思います。

※カスタムオーディエンスには「①キーワードを検索したユーザー」を対象にするパターンと「②キーワードに興味関心を持つユーザー」の2種あります。
①が使えるのはGoogle所有のネットワークのみ(YouTube、Gmail、ディスカバリー)。設定自体はどのキャンペーンでも出来ますが、通常のGDNで①を選択しても勝手に②として配信されます。※

大事な視点の2つ目は
目標数値が大きく異るならキャンペーンを分ける

正直、Target CPA(目標コンバージョン単価)の場合はキャンペーンが同一でも明らかにおかしい挙動はあまり見られませんが、Target ROAS(目標広告費用対効果)の場合は広告グループ間で目標値が大きく異るのは非推奨とGoogleからアナウンスされています。

そのため、例えば検索広告で指名系と一般系で目標のROAS値が大きく異るなどの場合は、キャンペーンはちゃんと分けた方がいいです。

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■広告グループ

☆基本はテーマで分ければOKです

テーマとはざっくりいうと
ターゲティング x クリエイティブです。

ターゲティングが異なっていたり
クリエイティブが異なる場合は広告グループを分けましょう。

但し、検索広告の場合はユニークな検索語句が200にも満たない場合は
広告グループは統一して、広告カスタマイザを使い広告を出し分けることをおすすめします。

以上、簡単でしたがGoogleの推奨構成でした!
YSAもほぼGoogleと同様な構成がベストです。
※一方YDAはかなり勝手が異なるのでそちらはまたの機会に記載できればと思います!

最後に

Google広告の構成について書いてみました。
基本的には「まとめようね」という方針で間違いはないのですが
極端に解釈して「何でもかんでも1つにまとめなくちゃいけない
というわけではないので注意してください。

Googleからも「なるべく集約してくださいね」などと
言われることがあるかもしれません。

ただ、これの真意はHagarure以前に
「1広告グループ1キーワード」のような構成が
蔓延っていた時代に『不要な分割は辞めて!』という
メッセージを伝えたかったというのがあります。

そう、大事なのは『不要な分割』をしないということです。
Googleの特性や機械学習の仕組みを理解して、
- 『本当に必要ならば分けて管理する』
- 『不要な分割はしない』

というある意味当然のことをしましょうってことですね。

最後にこんなことを書くと
「え、結局分けるべきなの?分けない方がいいの?」
と余計な混乱を生んでしまったかもしれません。

どういう場合に分けた方がいいか、
分けなくていいかなども含めてこの記事で記載したつもりですので
再度読み返してみて参考にしていただければと思います!

今回はここまでです!

ぜひ参考にしていただいて、
キャンペーン構成を練ってみて
Googleに気持ちよく学習してもらいましょう。

ByeBye.


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