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LINE広告の効果が劇的に変わる運用ポイント大公開!

皆さんLINE広告利用されてますか?
こちらをご覧の方はLINE広告にこれからはじめてみようと興味を持っていたり、現在実際に運用中の方が多いかと思います。
今回はそんな方必見のLINE広告の効果を最大化する運用ポイントを大公開します!


既に運用中の方は自分のアカウントと照らし合わせながら、これから運用される方は是非運用の参考にして下さい。


大公開!のその前に

簡単にLINE広告を簡単にご紹介します。
LINE広告とは、国内月間利用者数8800万人(2021年4月現在)の国内最大級SNSアプリ、LINEに配信ができる広告です。
LINE本体のアプリ以外にもLINE Newsや、LINEポイントの様なLINEが保有しているファミリーアプリへの配信が可能です。直近ではLINEマイカード面が配信面に追加される等、日々LINE関連アプリ内での配信面が増えてきています。
また、LINEのファミリーアプリ以外にも、LINEが提携している3rd partyアプリ(LINE広告ネットワーク)へも配信が可能となっています。

Ⅰ:設計、運用編

LINE広告の設計、運用におけるポイントは大きく2つになります。
この2点に関しては、GoogleやYahoo、Facebookの様な主要媒体の推奨設計とは異なり、少し特殊なものになるので注意しましょう。

〇設計のポイント
①手動入札を上手く利用する
LINEにも他の媒体同様に、運用者が手動で日々入札単価の調整を行う手動入札と、媒体が日々のコンバージョンの蓄積の中で学習を進め、適切なユーザーに対して適切なタイミングで入札を行う自動入札の2つがあります。


LINEの自動入札は、広告グループ単位で40件のコンバージョンに到達した段階で学習が完了し、効率的な配信が行うことができるようになっています。そのため、コンバージョンが40件に到達するまでは配信が不安定になってしまうようなことがあります。
そのため、40件の到達がすぐに難しいような広告グループでは自動入札ではなく、手動入札で細かく調整を行いながら配信を行い、コンバージョン数が増えて来次第自動入札に切り替えを行うことを推奨します。

※手動入札の際にCPC入札での設定を行っているとコンバージョン最大化を目的とした自動入札への設定不可になるため、手動入札を実施される際はCPM入札での開始を推奨します。
CPC入札からコンバージョン最大化の自動入札以外にも、下記の組み合わせでの入札の変更は不可能なので注意しましょう。

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また、リターゲティングに関してはコンバージョンの可能性が他のターゲットと比較し高いユーザーのため、表示の機会損失を起こさないように自動入札ではなく、手動入札で入札を強めながら配信を行うことを推奨します。

※他の媒体ですと日〇件や週〇件の様にコンバージョンの目標件数に期間がありますがLINEの場合は期間の指定はなく、40コンバージョンに到達した段階で安定して配信が可能になります。しかし、半年や1年の様にあまりに長期間をかけて40コンバージョンを達成したとしてもデータが古く、上手く最適化がかかりにくい可能性があるためその様な場合は他の媒体と同様にカートやフォームページの様なマイクロコンバージョンを設定しましょう。

マイクロコンバージョンは下記赤枠のコンバージョンからカスタムコンバージョンを作成することで設定可能です。

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②キャンペーン、広告グループは細かく分けて作成を行い、予算、入札の調整レバーを多く持つ
GoogleやYahoo、Facebookの様な主要媒体はできる限りキャンペーン、広告グループは1つにまとめて学習を効かせていきましょうというのが主流かと思います。


一方でLINEに関しては①で記載したように手動入札での入札を推奨する場合もあります。
その様な際は、調整のレバーを細かく持つためにキャンペーンや広告グループは細かく作ることを推奨します。
例:)ターゲティング別、リーセンシー別等
この際、各広告グループ間でターゲットの被りが起きないようにしっかりと各広告グループにおいて相互に除外設定を行いましょう。

こちらの設計に関して予算や案件の規模によって異なるので、今回は月額100万円以下の小規模のアカウントと500万円規模のアカウントの2つに分けてご紹介します。

i:月額100万円以下のアカウント
月額100万円以下のアカウントですと、広告グループの日予算が少額になり、CV数の蓄積に時間がかかり学習が効きづらいため、配信ボリュームが出づらい状況が続いてしまう可能性があります。そのため、初動は手動入札のコンバージョン拡張配信とリターゲティング配信でボリュームを確保します。

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コンバージョン件数が40件以上溜まったらコンバージョン類似配信を自動入札に変更、配信ボリュームや1日あたりのコンバージョン発生件数が安定してきたら、デモグラ配信を開始し配信ボリュームを拡大していきます。
※リターゲティングに関しては①に記載の通り表示機会を逃さないために予算にかかわらず手動で調整を行います。


40件コンバージョンが溜まったら

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配信ボリュームやコンバージョン数が安定してきたら

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ii:月額500万円のアカウント
月額500万円規模のアカウントですと 月額100万円以下の場合とは異なりある程度日予算が担保でき、前述した学習が完了する40コンバージョンへの早い段階での到達が見込まれるため、リターゲティング以外自動入札で、最初からデモグラ配信を並走させる形での配信を推奨します。

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Ⅱ:クリエイティブの検証

①で記載したような設計やターゲティングも大切ですが、LINE広告において最も重要なものはクリエイティブの運用になってきます。
クリエイティブのPDCAを回し、勝ちクリエイティブを早く見つけ出すことが最大のカギになってきます。

クリエイティブの検証イメージは下記の図になります。案件によって多少前後しますが各フェーズにおいて1~2週間程で実施するのが最適です。
検証は毎日の効果にはブレが生じる可能性があるため、1日単位での成果で判断するのではなく、検証開始から全てのクリエイティブで約40クリック程に到達した段階での成果で判断することを推奨します。


40クリックに到達した段階で、インプレッションが少ないものは配信を停止、残ったクリエイティブから派生させた新しいクリエイティブを追加し、残ったクリエイティブと並走させます。
停止しなかったクリエイティブに関しては、新規で追加したクリエイティブと同一の期間で効率の比較を行い、効率が悪くなってきた段階で停止を行いましょう。

また、こちらは他の媒体も同様にはなりますが正しく検証を行うために、対象の期間に下記の内容が引っかかっていないか確認しましょう。

・1広告グループ当たりの日予算が低すぎないか(各クリエイティブ1週間で40クリックが到達する日予算を推奨)
・入札価格を頻繁に変更していないか

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以上がLINE広告の成果を向上させるために重要な運用ポイントになります。
市区町村やエリアの指定等細かなターゲティングもできるようになり、更に活用しやすくなったLINE広告
適切な設定と運用を行って効果的な配信を行っていきましょう。


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