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LA・LA・LA LOVE SONGを聴きながら

1996年にヒットしロングバケーションの主題歌にもなった、久保田 利伸 with Naomi CampbellのLA・LA・LA LOVE SONG。この曲を街中で聴くたびに、陸上競技場のトラックで準備している自分、小雨で濡れるレインウェア、そして芝生の匂いを思いだす。

当時中学生だった私は、陸上部で棒高跳びをやっていた。記録は特に自慢するものではなく県大会止まり。この曲が流れていたのは、青々と芝生がはえている季節の大会だった。

25年前の大会当日、朝9時の競技開始に向けて、トラックの内周でストレッチや軽いランニングをしていた。この時芝生の周りを走っていたと記憶している。ちなみに陸上競技場のトラック内周には芝生が敷き詰められている。

当日は小雨が降る中レインウェアを着ながら準備をしていた。そして雨が降っている日特有の芝生の匂いがしていた。

そんな準備をしている時に陸上競技場のスピーカーから流れてきた曲が、LA・LA・LA LOVE SONG。この曲のリズムを感じながら身体を動かしていたのを覚えている。
 軽快な曲に競技前の緊張感と、記録への期待感が不思議とシンクロしていた。正直当日の競技の成績は覚えていない。きっとぱっとしない成績だったのだろう。

あの大会から随分時が経ったが、街中でこの曲を聴くたびに1996年に自分を戻してくれる。街中にいるはずなのに当時の情景が目の前にありありと蘇ってくる。そして芝生の匂いまでも。

懐かしい時代に自分を戻してくれる曲。これからも自分の中でこの曲を大事にしていきたい。

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