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【事業の創り方#11】二番煎じがオイシイ

今回はビジネスを教える教員としてはあるまじき?
二番煎じについてお話しします。

と言うのも、
パイオニア思考が強い方があまりにも多いからです。

D1C受講生は
最終ピッチのテーマ選定に毎回悩みます。

こんなアイデアではビジネスにならない
もう世の中にあるアイデアだよなー
パクったと思われたくない

こんな考えで思考が止まってしまって
なかなか前へ進めないでいます。

アルムナイのあなたも
実は経験されたことかもしれませんね。

そうした時私は
先行者の不を探せ」とアドバイスしています。

そして
先行者に感謝しましょう」とも申し上げています。

なぜかと言うと、
彼らはバグを出してまくってくれているからです。

ここで言うバグとは
商品サービスの不具合だったり
お客様からのクレームだったりだと捉えて下さい。

これは後から参入する者としては宝の山です。
願ってもないことです。
ちょーありがたいです。

なぜならそれらを改善できれば
お客様が断る理由がなくなる、
つまりかなり高い確率で買っていただけるからです。

「ノー(断られる理由)を消せ」とも言えますね。

先行者の不をつぶさに研究し
自分であれば解決できるか
マシな方向に持っていけるか
誰を連れてくればできるかを考えるのです。

もしそれが可能だとわかれば
後からでも参入して先行者のお客様だけでなく
新たな市場を開拓することができるかもしれません。

実例として有名なのがライザップです。

かの有名な糖質制限食を用いたメソッドは
同社が初めて採用したものではありませんでした。

市場のパイオニア(数社が自認されていますが)を
徹底的に研究してあのメソッドを確立させたのです。

ここで学ぶべきは、
私たちは研究者ではないということです。
ゼロから何かを創り出すことが仕事ではありません。

あくまで商人であると割り切ると
「お客様の不を探す」だけでなく
「先行者の不も探す」意義がわかるでしょう。

ご批判覚悟で申し上げると、
二番煎じが一番儲かるのです。

ただし、上りのエスカレーターに乗る必要があります。
これについては、またお話ししますね。

今日はここまで。
素敵な一週間をお過ごし下さい。

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カチカチ


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