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坂本龍一のアニメへの確執と、最後のピアノ演奏公開曲について


youtubuでレコメンドされるR.I.P.の動画について


坂本龍一が亡くなってから、
youtubeのレコメンドに、坂本龍一のR.I.P.関連の動画がよく現れるようになりました。

RIPとは
欧米の墓に刻まれる文字(R.I.P.とも)。ラテン語: Requiescat in pace の頭文字で、「安らかに眠れ」という意味。バクロニムで英語: Rest in Peace と書かれることもある。
転じて、英語圏で故人を悼む際使われるインターネットスラング。

Wikipedia

あまり熱心なファンではありませんが、良い機会ですし、出てくる動画は出来るだけ再生して、興味深いものは、通して観るようにしています。

初めて知るような事も多く、なかなか興味深いですね。



中でも興味深かったのは…


エヴァンゲリオン
の製作会社だったガイナックス
会社設立時に作ったアニメ「王立宇宙軍 オネアミスの翼」で
坂本龍一が映画音楽を担当した時に起きたらしい確執の詳細と、

坂本龍一が
昨年12月に公開したピアノ演奏の動画についてです。


坂本龍一が王立宇宙軍というアニメと確執があった事は、以前に何かで読んだか観て知っていたのですが、その詳しい経緯とか、その後33年間、坂本龍一がアニメに関わらなくなっていた事とかは、ここ最近知りました。



あと、以下の動画観てる時に、
最後の演奏の動画を観てると涙が止まらなくなってきてね…
とかいうフレーズが出てきて、どんな演奏だったのか気になり、坂本龍一のピアノ演奏の動画を積極的に探して聴き比べてみました。




比較的若い頃の演奏


映画「ラストエンペラー」のRainという曲です。
あまり、演奏とかには詳しくありませんが、ライブの躍動感が強く、思わず演奏に惹き込まれますし、ぐぐぅッと身体に力入れてリズム取ってしまう、とても魅了的な演奏です。最後の観客からの拍手は、心からのものに聞こえました。


映画「戦場のメリークリスマス」の同名のテーマ曲です。
(英語名: Merry Christmas, Mr. Lawrence)

坂本龍一の代表曲で、その若い頃の演奏です。




最近の演奏


三共製薬「リゲイン錠」のTV CMのために制作されたEnergy flowという曲です。
キャッチコピーは、「この曲を、すべての疲れている人へ」 というもので、戦場のメリークリスマスと人気を二分する名曲です。

演奏自体は比較的最近のもので、新型コロナの影響が世界で猛威を振るっていた頃の、オンラインライブだと思います。コロナの閉塞感が大変な時期で、色んな思いを演奏にこめているのが伝わる、そういう意志を感じる演奏ですね。




最後の公開演奏


たぶんこの演奏が、最後の公開演奏ですね。
なんか凄いです。

亡くなった後に聴いているからでしょうか…
演奏の中に言葉ではない万感の思いを詰め込んでいる、そんな演奏に聴こえてしまいます。

上の若い頃の動画と同じ
戦場のメリークリスマスの演奏です。

アレンジとか演奏環境の違いとか大きいとは思います。でも、同じ人が同じ曲を演奏してるのに、ぜんぜん違う曲に感じるのは、演奏もそうですが、視聴側にも、色んな気持ちが入っている、そういう部分もあるのかもしれません。

音の全てを耳でかき集めたくなる、
そんな演奏ですよね。




追記

坂本龍一と山下達郎のエピソードについて、記事を投稿しました。

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