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誰でもフラっと立ち寄れる放課後デイをつくる!デジリハを通じて叶えたい大きな”ゆめ” ーNPO法人ゆめのめ

今回はデジリハチャレンジ1期生、NPO法人ゆめのめ様をご紹介します。ゆめのめ様は東京の西、とっても緑が豊かな地域の日野市で活動をされているNPOです。重症心身障害児・医療的ケア児のための放課後等デイサービスや児童発達支援の2施設を運営されています。

「すべての子どもたちが地域で健やかに暮らせますように」一人の保護者から始まった”ゆめ”

ゆめのめは、自身も障害児を育てる一人のお母さんから始まりました。地域の中で子どもたちが安心・安全、子どもらしく育てる居場所を作りたい。そんな”ゆめ”が、現実になったのが事業所「デイケアルーム フローラ」そして「日野坂CANPAS」です。

こだわりのおやつやサービス

ゆめのめの代表・大高さんは管理栄養士。それもあってゆめのめの施設ではおやつや給食がこだわりの手作り!私も食べたことがあるんですが、どれも絶品なんです!飲み込みが難しい子ども達も料理を楽しめるように、視覚的なこだわりもすごいんですよ。

その他、自宅でのケアが大変な重症児・医療的ケア児のお風呂介助なども積極的に行っており、まさに地域の障害児・家族の生活の要、といえます。

とってもウェルカムな雰囲気の施設です。なんと小学校の真正面にあります!

「自分で出来る!」どんな障害があったって、そんな風に感じる機会を増やしたい

そんなゆめのめ様がデジリハに出会ったのは子どもの2019年福祉機器展・キッズフェスタ。施設に通う重度障害をもつ子どもたちにもっと適した遊び・豊かな経験を与えられるツールはないだろうか?とデジリハに興味を持っていただきました。

いつも一緒にいる。でもわからない。あなたの好きなものは何?

子ども達の中には、思うように自分の意思を表現できない子がいます。何に興味があるの?何を面白いと思っているの?その子にたくさんの楽しいことを経験させたくても、何が好きなのかわからない。そんな葛藤の中、ゆめのめのスタッフさん達はたくさんの活動を通して試行錯誤しています。
先日、ゆめのめ様でデジリハ体験を行ってきました。施設の壁面に投影した途端、この表情!!

夢中になってデジリハを見つめる姿。もっとたくさん遊ぼう(体験時の様子)

普段、あまり色んなものに関心を示さなかったり、お昼寝モードになってしまいがちな女の子。まだ自分から積極的には手を伸ばしませんでしたが、投影されたデジリハの画面をじーっと凝視。スタッフさんのサポートを受けて壁をタッチしてまたじーっと見つめる…をひたすら繰り返していました。

スタッフもみんな笑顔に(体験時の様子)

子ども達の反応につられて、スタッフさんたちも思わず笑顔に!いつも元気 なゆめのめ様ですが、みんな集中しながらより一層楽しんでいました。

代表・大高さんは以下のように述べています。

「自分で出来た!!」という感覚は医療的ケアや重症心身障害児とよばれる子どもたちは圧倒的に経験しづらい現状があります。
どんなに重い障害があっても、子どもはみんな楽しいことが大好きで、ワクワクするものを探している普通の子どもと同じです。子どもたちが自分自身で何かを成し遂げる経験を、デジリハを通じて積み上げてほしいです

地域の子どもたちが当たり前に集う場所に。障害児のための施設から、開かれた施設づくりを目指して

ゆめのめ様は、最近新たな”ゆめ”の一歩を踏み出しました。新施設「CANPAS」の開設です。
CANPASは、既存施設「フローラ」の近くに出来ましたが、なんと地域の小学校の真正面に位置しています!その理由をお伺いしました。

「放課後デイ等の施設をつくって、障害のある子ども達の居場所をつくってきましたが、実際には”障害児”と”健常児”を分けて、障害児を囲ってしまっているだけなんじゃないか?そう思ったんです。」と大高さん。
ゆめのめでは現在時々地域の子どもたちと関われる機会を創出しているそう。障害があろうがなかろうが、子どもは子ども達の中で育つ。そんな気持ちから、小学校の目の前に新施設を建てました。

地域の子ども達と交流する様子

CANPASの中にはとっても楽しそうな遊具を備えたスペースが!
歩道に面した大きな窓からこの空間を覗き込むことが出来ます。実際CANPASに訪問した際にも小学生たちがたくさん前を通っていました。

地域の小学校の真向かいにある、子ども達が楽しく遊べるスペース

子ども達が気軽に立ち寄れる場所にしたい…そんな想いで立ち上げたCANPAS。開所から1カ月程度がたち、これからどんどん地域の子ども達を呼び込んでいきたいと語ります。「デジリハはきょうだい児や地域の子ども達も楽しく使えるものだと思います。デジリハの導入をきっかけに、CANPASをより開かれた場所になるようにしたいです」

卒業後の居場所も…たくさんの子ども達を受け止める

さらに、CANPASは東京で初めて、定員5名の超小規模放課後デイ&生活介護事業の機能を併せ持った施設です。卒業後に行く場所がない…そんな課題の解決に向け、幅広い年齢の子ども達・若者たちの居場所づくりをしています。

今年高校を卒業したばかりの生活介護利用者の方と、見守る代表・大高さん

絶賛サポーター募集中!ゆめのめ様の”ゆめ”、活動に共感いただいた方の応援をお待ちしております

NPO法人ゆめのめ様は現在、デジリハチャレンジに挑戦中!月1,000円からゆめのめの”ゆめ”を支える月額サポートを行いませんか?
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施設紹介
NPO法人ゆめのめ
デイケアルーム・フローラ 東京都日野市日野台2-40-29 ビラメゾン日野101号
日野坂CANPAS 東京都日野市日野台1-7-5 カトウハイツ日野坂1F
https://www.yumenome.tokyo/ (ご利用などのお問い合わせはHPから!)

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