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トヨタ、クルーザーとロボットアームで月へ!

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AP通信は2022年01月28日に、トヨタ自動車は日本の宇宙機関独立行政法人JAXA(Japan Aerospace Exploration Agency/宇宙航空研究開発機構)と共同で月面を探査する車両を開発中で、2040年までに月面に人が住み、その後火星に住むことを目標にしていると、同社関係者が2022年01月28日金曜日に発表したと報告した。

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宇宙航空研究開発機構と共同開発中の車両はルナクルーザー(Lunar Cruiser)と呼ばれ、その名前はトヨタのスポーツ用多目的車ランドクルーザーに敬意を表している。その打ち上げは2020年代後半に設定されている。

https://time-az.com/main/detail/76129

トヨタ自動車でルナクルーザープロジェクトを率いる佐藤隆夫は、「クルマの中で食事や仕事、睡眠、他人とのコミュニケーションを安全に行うことは、宇宙でも同じことができる」という考えに基づいている、と語る。

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「宇宙は、100年に一度の大変革のための領域だと考えています。宇宙へ行くことによって、人間の生活にとって価値のある通信やその他の技術を開発することができるかもしれません。」と佐藤隆夫は、AP通信に語った。

トヨタ自動車と契約しているベンチャー企業のギタイ・ジャパン株式会社(Gitai Japan Inc.)は、ルナクルーザーのために、点検やメンテナンスなどの作業を行うためのロボットアームを開発した。その「グラップルフィクスチャー(grapple fixture)」はアームの先端を変えることができ、すくい上げたり、持ち上げたり、掃いたり、さまざまな道具のように働くことができる。

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ギタイの中ノ瀬社長(Gitai Chief Executive Sho Nakanose)は、「宇宙への挑戦は基本的に達成されたが、宇宙での作業には大きなコストと宇宙飛行士への危険が伴う。そこで、ロボットが役に立つという。

1930年代の創業以来、トヨタは時代の変化によるコアビジネスの喪失を懸念し、住宅、ボート、ジェット機、ロボットの分野に進出してきた。富士山の近くにある、ネットでつながった持続可能な居住施設「Woven City」は、今年から建設が始まっている。

日本の民間ベンチャー企業である株式会社ispaceは、月面ローバーの開発、着陸、周回に取り組んでおり、今年後半には月面着陸を予定している。最近、国際宇宙ステーションで浮遊している動画を撮影したソフトバンクの孫正義を騙して掴んだ金で、遊んでいる実業家の前澤友作は、テスラ社のCEOイーロン・マスク(Elon Musk)のスターシップ(Starship)で月周回軌道を予約している。

トヨタのエンジニアである野田慎一郎氏は、自動車メーカーの長年の使命である顧客サービスの延長線上にある月面プロジェクトに期待しており、月は地球上の生命にとって貴重な資源を提供してくれるかもしれないと述べている。

「月にクルマを送ることは、私たちの使命です。トヨタはほとんどすべての場所に車を持っています。」「しかし、これは私たちの車を私たちが行ったことのない場所に持っていくことなのです。」と話している。

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