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ドイツの連銀月報、製造業の回復受け、リセッション回避。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年04月25日に、ドイツの中銀「ドイツ連邦銀行(Deutsche Bundesbank)」の月報(Monatsbericht)で2023年04月24日に、第1四半期(1~3月)の国内総生産(GDP)がやや拡大し、2四半期連続でマイナス成長となるリセッション(Rezession/景気後退)入りを回避するとの見通しを示したと報告した。

第1四半期のドイツ経済は2023年03月時点の予想より良好で、経済活動が回復に転じた可能性が高いという。

連銀は、エネルギー価格の低下やサプライチェーン(供給網)問題の軽減などを背景に、鉱工業生産が予想より回復したと指摘した。

工業製品の受注も急増し、需要の落ち込みが底を打った可能性があるとしている。

なお、2022年第4四半期のGDP成長率はマイナス0.4%だった。

インフレ率は、エネルギー価格の低下を受け、減速が続くと予想。高騰した食品やサービス部門でインフレが緩和するものの、基調的な物価上昇圧力は高止まりが続くとみる。

雇用については、労働市場の活性化が消費を支え、失業率は5月にやや低下すると予想している。

https://www.bundesbank.de/de/publikationen/berichte/monatsberichte/monatsbericht-april-2023-764252
https://www.bundesbank.de/resource/blob/764252/64755f6721c03efa89f4d47dc0777859/mL/2023-04-monatsbericht-data.pdf
https://www.bundesbank.de/de/aufgaben/themen/deutsche-wirtschaftsleistung-zu-jahresbeginn-besser-als-erwartet-908148
https://de.statista.com/infografik/29760/prognose-zum-wachstum-des-realen-bruttoinlandsprodukts/

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