カンボジアの首都圏-ポイペト間の高速鉄道プロジェクトが始動。

カンボジアの新聞「プノンペン・ポスト(The Phnom Penh Post)」は2023年01月24日に、カンボジアの首都プノンペン(Phnom Penh)-ポイペト(Poipet)間の鉄道をカンボジア初の高速鉄道に改修するための予備調査の結果、このプロジェクトの費用はUS$40億以上で、完了までに約4年かかることが判明したと報告した。

ラオスが鉄道で成功したことから、東南アジアで鉄道がブームになっている
この調査は、プノンペン-シアヌークビル(Sihanoukville)間の高速道路を運営するCRBC(China Road and Bridge Corporation/中国道路橋梁公司)が実施したものである。

公共事業運輸省のスン・チャントル(Minster of Public Works and Transport Sun Chanthol)によると、完成すれば、カンボジアとタイ間の旅客輸送と国際貨物輸送に焦点を当てることになると話している。

スン・チャントルは、2023年01月23日にCRBCとバーチャルに会談し、予備的な結果を確認した。会議では、CRBCが全長382kmに及ぶプロジェクトの概要を説明した。

US$40億の費用には、電車だけでなく、電気で動くインフラも含まれる。

列車は最高速度160km/hで走行し、沿線には33の駅が設置され、旅行者を送迎する。

また、線路と交差する道路の車両との衝突を避けるため、300以上の高架橋の建設が必要である。

車体も乗客用と貨物用に分かれる。

同省によると、スン・チャントルは2023年01月30日にアン・ポルンモニロス経済・財務大臣(Minister of Economy and Finance Aun Pornmoniroth)にこの研究の重要な点を説明するために持参する予定である。

「財務大臣との会談では、プロジェクト実施の可能性や条件についても触れ、近い将来のプロジェクト開始に向けて包括的に詳細を固めるために、財務大臣からのさらなる提言を求める予定である。」と述べている。

政府は、このプロジェクトの調査を加速し、建設を開始するために、2つの省庁が協力することを許可しており、これは特に高速鉄道となる予定の周辺の地方に恩恵をもたらすだろうと述べています。

CLA(Cambodia Logistics Association/カンボジア物流協会)のシン・チャンティ会長(president Sin Chanthy)は、鉄道による輸送は乗客だけでなく物資の輸送にも非常に重要であると「プノンペン・ポス」に語っている。一般的に、この輸送手段は水路に次ぐ潜在的な重要性を持っている。

「プノンペン-ポイペト間高速鉄道プロジェクトは、公共事業省のマスタープランに位置づけられています。政府がこのプロジェクトを加速させることは、特に民間企業にとって良いことです。交通機関の関係者は、このプロジェクトが間もなく姿を現し、さらなるレベルアップを遂げることを期待しています。」

鉄道が建設されると、カンダル(Kandal)、コンポンチュナン(Kampong Chhnang)、プルサット(Pursat)、バッタンバン(Battambang)、バンテアイメアンチェイ(Banteay Meanchey)の各州を通過することになる。また、カンボジアと隣国タイを結ぶ史上初の高速鉄道となる。

暴走しないで、予算的に無理をしないことが大切である。

第2のスリランカになると、中国の信頼にも傷がつく。

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https://www.unescap.org/sites/default/files/Cambodia country report-TAR WGM-5.pdf
https://www.railway-technology.com/news/cambodia-phnom-penh-poipet-rail/
https://www.phnompenhpost.com/national/capital-poipet-express-rail-project-making-headway