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中国が世界生産の3分の2を占める、EV主要材料の「黒鉛」を輸出規制。

日本経済新聞 電子版は2023年10月20日に、中国商務省と税関総署は20日、EV(Electric Vehicle/電気自動車)の主要材料であるグラファイト(graphite/黒鉛/石墨)について、2023年12月01日から輸出を許可制にすると発表したと報告した。

ヨーロッパや米国が中国のEVを規制するなら、中国は対抗策として、EVのバッテリーを作れなくする!

戦略物資などの輸出管理を強化する輸出管理法などに基づき、規制を導入する。中国企業は当局の審査を経て許可を得ない限り、輸出ができなくなる。

世界中で、2023年12月01日までに、対応する必要が出てきた。

グラファイトは、ダイヤモンド・石炭などと同様の炭素の規則的な配列をしているカーボンの塊のことで、EVのバッテリーに使われている。

EC(European Commission/欧州委員会)のウルスラ・フォン・デア・ライエン(Ursula von der Leyen)委員長は、どう対応するのでしょう。

中国には、このような材料源がいっぱいある。

わがままには、わがままで対応するということだろう。

ドイツやイギリスには産業革命の時に掘り出した石炭に2700℃~3000℃程の高い温度で、空気を遮断した状態で熱を加え、熱処理することにより、炭素原子の周りにある不純物を燃焼・気化させることで黒鉛化できる。

ただし、CO2処理が再熱する。

結果的には、中国の「黒鉛」産業が衰退する。

そして、飛行機に使われている炭素繊維。ソーラーパネルもできなくなる。

風力発電のファンや支柱もできなくなる。

帝人にいた友人のなべさんが開発したペットボトルから開発した鉄より強く、火にも強い繊維が、最重要素材になる。

ペットボトルを止めると、その夢まで消える。

すべて、ECが撒いた科学知識の欠損、わがままが原因。

2023年10月18日---中国はすべてのカードを握っている。プーチン大統領が習近平と会談。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM203JA0Q3A021C2000000/?n_cid=NMAIL007_20231020_Y
https://asia.nikkei.com/Economy/Trade/China-to-curb-exports-of-key-EV-battery-material-from-Dec.-1
http://graphite-jp.com/aboutgp/aboutgraphite/
https://www.investopedia.com/china-restricts-exports-of-graphite-a-key-mineral-used-for-making-ev-batteries-8364318
https://www.reuters.com/world/china/china-require-export-permits-some-graphite-products-dec-1-2023-10-20/
https://www.reuters.com/breakingviews/chinas-graphite-curbs-send-green-warning-shot-2023-10-20/
https://www.globaltimes.cn/page/202310/1300240.shtml
https://www.cnbc.com/2023/10/20/china-top-graphite-producer-to-curb-exports-of-key-battery-material.html

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