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日経平均株価、今年の上昇分を帳消しに、改革の始まり!

世界最大の統計調査データプラットフォームでドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)のカタリーナ・ブッフホルツ(Katharina Buchholz)の報告として2024年08月05日に、日本の指標株価指数である日経平均株価は2024年08月05日月曜日に、1987年以来最大の1日の下落を記録し、2024年の上昇分以上をすべて帳消しにした。

同指数は35,910ポイントから12.4%下落して31,458ポイントとなった。

今年初め、日本と世界の経済が全般的に弱いにもかかわらず、予想外の株価上昇が続き、日経平均株価は初めて40,000ポイントの水準を超えた。AIブームは日本の半導体株を予想以上に押し上げ、当時の好業績に大きく貢献した。

現在、米国経済が景気後退に突入する可能性をめぐる世界的な株式市場の暴落で、日本市場が最も強く反応している。

2024年08月02日金曜日、米国労働省は2024年07月の雇用が予想外に減速したと発表し、今月下旬に発表される同データの次回発表でGDPがマイナス成長になるのではないかという懸念をかき立てている。

このニュースを受けてダウ工業株30種平均は1.5%下落し、S&P500は1.8%下落した。
2024年02月中旬、日経平均株価は、1989年~1990年に日本経済が崩壊した壊滅的な資産バブルの前の水準を初めて上回った。このバブル崩壊後、日本経済は回復していないと考えられている。同じ頃、日本経済は世界第3位からドイツに抜かれて第4位に転落し、国際的に大きく報道された。

当時、日本株は円安に支えられていたが、円は対米ドルで1月以来の高値まで上昇し、日本株に対する国際的買いの動きを弱めた。

ドイツには、ウクライナ問題があり、日本は武骨の黒田日銀総裁時代から、インテリで、駄洒落(pun/Wortspiel)の植田日銀総裁への転換期であり、何が起こっても不思議ではなかった。

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