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ドイツ首相。農家補助縮小を改めて強調。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年01月10日に、ドイツの連立与党3党は2024年01月04日に、2023年12月に合意した2024年度予算案を修正することで合意した。

胸を張っていかないと、途中で座り混みそうである。

しかし、ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は2024年01月08日に、2024年度予算で農業生産者向けのディーゼル燃料補助を段階的に縮小する方針を改めて示した。

矛盾しているようで、正しい。

国内の主要道路などではこの日から抗議活動が行われ、交通網に大きな混乱が生じたが、政策を推し進める姿勢を強調した。

ショルツ首相は2024年01月08日に、首都ベルリン(Berlin)でルクセンブルクのリュック・フリーデン首相(Prime Minister Luc Frieden of Luxembourg)と会談した。その後に行われた記者会見で農家補助について質問されると、「われわれの提案は、正しくバランスが取れたものだと信じている。」と述べ、理解を求めた。

確かに、ドイツ哲学には、永遠は存在しない。
時間と共に変化させないと、全てが消える。

そんなことは期待してはいけない。求めてもいけない。

ドイツの連立与党3党は、農業生産者向けの燃料補助を2024年内に40%、25年に30%削減し、26年に打ち切る方針を掲げている。

なぜ、これはダメなのか?

我々はドイツ人であって、イタリア人ではない。などとは当然いえない。

農業生産者らはこれを受け、2024年01月08~12日にかけて全国でデモ活動を行うと発表。初日はベルリン(Berlin)やミュンヘン(München)、ハンブルク(Hamburg)の高速道路をトラクターで閉鎖するなどして抗議する。

米国の新聞「ブルームバーグ(Bloomberg)」によると、道路が閉鎖されたことで、自動車大手VW(Volks Wagen/フォルクスワーゲン)は北西部ニーダーザクセン州エムデン(Emden, Niedersachsen)工場に従業員が出勤できない事態となった。南部地域でも、燃料の配送が滞るなど影響が出ているという。

鉄道運転士労組GDLも10~12日にストライキを実施する予定で、国内の交通網には今後も大きな混乱が生じると予想される。

2024年01月04日---ドイツ政府、農家補助の打ち切り撤回。
2024年01月09日---ドイツ鉄道運転士労組、2024年01月10~12日、スト実施。
2024年01月10日---フランクフルトの労働裁判所は、差し止め命令が拒否。GDLによるストライキを許可。

https://europe.nna.jp/news/show/2611213
https://www.tagesschau.de/wirtschaft/haushalt-volumen-100.html
https://www.tagesschau.de/wirtschaft/konjunktur/haushalt-schuldenbremse-ausgaben-oekonomen-umfrage-ifo-102.html
https://www.tagesschau.de/inland/innenpolitik/dreikoenigstreffen-fdp-110.html
https://www.bundesregierung.de/breg-de/themen/erinnern-und-gedenken/einigung-haushalt-scholz-lindner-habeck-2249182
https://www.bundestag.de/dokumente/textarchiv/2023/kw27-de-regierungsbefragung-954170
https://www.spiegel.de/politik/deutschland/olaf-scholz-kuendigt-einsparungen-beim-haushalt-fuer-2024-an-a-02afd877-4df7-40dd-aa15-a46ee06c4f8b

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