ホンダ。タイのバイク市場。2024年は最大10%縮小と予測。

アジア経済ニュースNNA ASIAは2024年02月09日に、ホンダの二輪生産・販売子会社タイ・ホンダは8日、タイの二輪車市場は2024年に前年比7～10%縮小するとの見通しを示したと報告した。

2023年は景気が低迷する中でも4%増の188万台と好調を維持したが、今年はローンの審査厳格化や家計債務の悪化が二輪車市場にも影響を及ぼすと予測した。

市場全体で170万～175万台、自社は8～12%減の130万～135万台にとどまるとみている。

首都バンコク市内で開いたプレスカンファレンスで市場見通しを明らかにした。

2023年は家計債務の悪化を背景に、四輪車市場ではピックアップトラックの販売が激減したが、二輪車販売は好調を保った。

木村滋利社長らタイ・ホンダの幹部はこれについて「生活必需品であることから販売が落ちなかった。四輪と比べて良い状態が続き、二輪は危機的な状況に強い産業だと改めて感じた」などとコメント。今年の販売は、新型コロナウイルス禍の需要増とバイクローン会社の競争がいずれも落ち着いた一方で、政府によるローン審査の厳格化方針や、家計債務の高止まりを受けて、前年割れになるとの見方を示した。

タイの2023年の電動バイク(EVバイク)販売台数は2.2倍の約2万2,000台。2024年は5～6割増の3万2,000～3万5,000台と見込んでいる。

日本では、キックボードのレンタルが好調で、新車の二輪車を購入するという声をほとんど聞かなくなった。

いずれこの傾向は、ベトナムやタイ、マレーシア、インドネシア、シンガポールにも影響を与えることだろう。

とくに東南アジアは、元フランス領であり、キックボードはフランスからブームが起こっていることから、すでにブームが始まっている可能性は高い。

これまで無敵であったタイ・ホンダにとって、最も厳しい時代になるかもしれない。

日本ではすでに、東京に行ってLUUPに乗ろうという観光ツアーまで登場した。

https://www.nna.jp/news/2623279
https://www.khaosodenglish.com/news/business/2024/02/09/honda-maintains-strong-in-thailand-despite-market-challenges/
https://www.motorcyclesdata.com/2024/01/27/thailand-motorcycles/
https://www.bangkokpost.com/business/2262351/thai-honda-upbeat-on-outlook-for-sales?view_comment=1
https://www.bangkokpost.com/business/motoring/2739029