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カナダの記録的な山火事、今年は1000万ヘクタール(10万km2)以上を焼失。

France24は2023年07月15日に、カナダの山火事は今年、1000万ヘクタール(10万km2)以上を焼き尽くし、科学者の最も悲観的な予測を上回る記録的な数字となったと報告した。

カナダ政府機関CIFFC(Canadian Interagency Forest Fire Centre/森林火災センター)は、過去最高は1989年の730万ヘクタール(7万3000km2)であった。

今年、わずか6ヵ月半で焼失した面積は、ポルトガルやアイスランド全土の面積にほぼ匹敵する。

1月以来、合計で4,088件の火災が発生し、その中には数10万ヘクタールを焼き尽くしたものも多数含まれている。

15万人以上が避難し、19歳の消防士が木曜日に死亡した。

ケベック州北部(northern Quebec)に配備されたフランス人消防隊を率いるフィリップ・サンサ大佐(Colonel Philippe Sansa)は、AFP通信に、「我々が管理している火災は全長65キロ(40マイル)にも及び、組織的に甚大な問題を引き起こしている。」と語った。

サンサによれば、フランスにいる彼のチームなら、100分の1の規模の火災に、はるかに多くの消防士とヘリコプターを投入することができるという。

火災の大半は居住地域から遠く離れた場所で発生しているが、それでも環境に深刻な影響を与えている。

カナダ天然資源省の研究者ヤン・ブーランジェ(Yan Boulanger, a researcher at Canada's natural resources ministry)はAFP通信に「完全に狂っているのは、5月に入ってから一度も休息がないことだ。」語った。

土曜日の時点で、カナダ国内では906件の火災が発生しており、そのうち570件は制御不能と判断されている。

悲惨な状況はここ数カ月で全国的に変化している。
山火事シーズンが始まった2023年05月には、西部のアルバータ(Alberta)州が注目の的となり、前代未聞の大火災が発生した。

その数週間後、温暖な気候の大西洋岸に位置するノバスコシア(Nova Scotia)州がそのバトンを受け継ぎ、ケベック(Quebec)州がそれに続いた。

ブリティッシュ・コロンビア州(British Columbia)では7月に入ってから状況が一変し、先週わずか3日間で250件以上の火災が発生した。

カナダの大部分は深刻な干ばつに見舞われており、数ヶ月にわたって平均以下の降雨量と気温が続いている。

カナダはその地理的条件から、地球上の他の地域よりも早く温暖化しており、気候変動によって強度と頻度が増加した異常気象に直面している、と科学者たちは言う。

カナダを含む地球北部の広大な緑の森は、地球の健康に不可欠である。

また、下草の密度が高いため、北部の森林火災は他の生態系よりも焼失面積あたりの炭素排出量がはるかに多く、地球の温暖化をさらに促進するという悪循環に陥っている。

お向かいさんは、イギリスでコロナに襲われ、ニューヨークでカナダからの煙に逃げ出し、勉強している暇がない。

https://www.france24.com/en/americas/20230715-canada-wildfires-have-burned-more-than-10-million-hectares-so-far-this-year
https://www.france24.com/en/tag/canada/
https://www.france24.com/en/tag/wildfires/
https://www.france24.com/en/tag/quebec/
https://www.france24.com/en/tag/climate-change/

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