ウクライナ戦争に関する軍の機密会談の録音が、ロシアのソーシャルメディア上で拡散。

2024年3月4日 21:25

France24は2024年03月02日に、AFPからとして、ドイツのオラフ・ショルツ首相(German Chancellor Olaf Scholz)は、ウクライナ戦争に関する軍事協議の「非常に深刻な」漏えいを調査すると誓った。

ドイツのオラフ・ショルツ首相は2024年03月02日土曜日に、ウクライナ戦争に関する軍の機密会談の録音がロシアのソーシャルメディア上で拡散され、ベルリンにとって大きな当惑となったことを受け、徹底的な調査を行うと約束したと報告した。

オバマの時もドイツの情報が米国に筒抜けであった。

ドイツ国防省報道官はAFPに対し、同省は空軍部門での会話が「傍受された」と考えていると認めた。

「ソーシャルメディア上で流通している録音版または転写版に変更が加えられたかどうか、現時点では確かなことは言えない」と広報担当者は述べた。

ロシア国営RTチャンネルのトップ、マルガリータ・シモニャン(head of Russia's state-backed RT channel, Margarita Simonyan)は2024年03月01日金曜日、ドイツ軍将校らが2024年02月19日のテレビ会議でクリミア攻撃の可能性について話し合っていると主張する38分間の音声記録を投稿した。

録音では、ウクライナ軍によるドイツ製トーラスミサイル(Taurus missiles)使用の可能性とその潜在的な影響についての議論を聞くことができる。

議題には、ロシア本土と2014年にロシアに併合されたクリミアを結ぶケルチ海峡(Kerch strait)にかかる重要な橋などの目標にミサイルを向けることなどが含まれる。

協議ではフランスとイギリスがキエフ(Kyiv)に供与したミサイルの使用も取り上げられる。

キエフは長年、ドイツに対し、最大500km(300マイル)離れた目標を到達できるトーラス・ミサイルを提供するよう求めてきた。

ドイツのARD放送局は、この漏洩はドイツの特務機関にとって「大惨事」だったと述べた。

デア・シュピーゲル(Der Spiegel)誌によると、ビデオ会議は軍内部の秘密ネットワークではなく、WebExプラットフォーム上で開催されたという。

土曜日にトルコで開かれた外交フォーラムでロシアのセルゲイ・ラブロフ外相(Russian Foreign Minister Sergei Lavrov9は、この録音はウクライナとその支援者が「方針を変えるつもりはまったくなく、戦場でロシアに戦略的敗北を与えたいと考えている」ことを示していると述べた。

外務省報道官マリア・ザハロワ(Maria Zakharova)はドイツに対し、この議論について「速やかに」説明するよう要求した。

元ロシア大統領で現在安全保障理事会副議長を務めるドミトリー・メドベージェフ(Russian president Dmitry Medvedev, now deputy head of the Security Council)は、「長年のライバルであるドイツ人が再び不倶戴天の敵となった.」とTelegramに書いた。

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フランスのSCALPミサイルとイギリスのStorm Shadowミサイルを供給しており、どちらも射程は約250kmである。

しかしショルツは先週、ドイツがウクライナに長距離ミサイルを送り込み兵器システムの配備を支援するという点で英国とフランスの動きに同調することを正当化することはできないと述べた。

ドイツ議会国防委員会のマリー＝アニエス・ストラック＝ツィンマーマン委員長(Marie-Agnes Strack-Zimmermann, chair of the defence committee in Germany's parliament(は、ロシア政府の意図は「明白」だと述べた。

ドイツの野党・保守派のローデリヒ・キーゼヴェッター(Roderich Kiesewetter, from Germany's opposition conservatives)は、さらなる録音も漏洩する可能性があると警告した。

情報パイプラインに、すでに穴が開いている。

同氏は放送局ZDFに対し、「他の多くの会話は確実に傍受されており、後日ロシアの利益のために漏洩する可能性がある」と語った。

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