見出し画像

オーストラリアのLNG輸出総額、A$928億と86%増加。

アジア経済ニュースNNA ASIAは2023年01月09日に、オーストラリアの経済新聞「AFR(The Australian Financial Review/オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー)」などは2023年01月05日に、オーストラリアの2022年のLNG(Liquified Natural Gas/液化天然ガス)輸出総額は、約A$(豪ドル)928億(約8兆4,340億円)と前年比86%増加し、輸出量は8140万トンと過去最高を記録になったことが、オーストラリアのコンサルティング会社エナジークエスト(Energy Quest, an Australian consulting company)の調べで分かったと報告した。

ヨーロッパでのエネルギー危機でガス価格が高騰していることが背景となっている。

その結果、アメリカだけが儲かるビジネスであった米国のバイデン大統領の作戦は、米国だけではなく、カタールなどと並ぶ世界最大のLNG輸出国となった。

新型コロナウイルス流行中の2020年は、輸出額はわずかA$360億にとどまっていた。

オーストラリアの2021年のLNG輸出総額は、約8090万トンであった。
新型コロナウイルス流行中の2020年のLNG輸出総額は、約7800万トンで、輸出額はA$480億(US$347億)。
2019年のLNG輸出総額は、約7760万トンで、輸出額はA$360億(US$347億)。

2021年には中国が日本に代わってオーストラリアの最大のLNG市場となり、2020年比7.1%増の3200万トンを供給すると推定していた。

2022年のオーストラリアのLNG輸出先では、日本市場が全体の39%と最も割合が大きく、次いで中国が28%、韓国が15%だった。

ただ、エナジークエストの最高経営責任者(CEO)グレーメ・べトゥーン(Graeme Bethune)は、「北部準州(NT)沿岸の東ティモール海域内のバユ・ウンダンガス田(Bayu-Undan Gas and Condensate Field, Timor Sea)の埋蔵量が枯渇した後、オーストラリアのガス生産量は2023年に減少する可能性がある。」と指摘した。オーストラリアのLNG輸出量は減少すると予想し、連邦政府によるガス市場への介入がどのように展開されるかが不透明な中で、23年には米国とカタールの両国に抜かれる可能性が高いとの見解を示した。

日本の商社や採掘会社も、東ティモール海域内のバユ・ウンダンガス田に参加していたので、日本に供給するより、売った方が儲かる時代であった。

まず、日本には、ヨーロッパのようなエネルギー問題はないはずで、電力会社やガス会社が便乗値上げをしているだけである。

ロシアのプーチン大統領のおかげで、日本の商社や採掘会社は笑いが止まらない。

https://www.energyquest.com.au/download/graeme-bethune-cv/?wpdmdl=375&refresh=63b68899ea25a1672906905




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?