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中国で、EV充電器の整備、農村道まで設置計画。

アジア経済ニュースNNA ASIAは2022年08月26日に、中国交通運輸省(中华人民共和国交通运输部)は2022年08月25日に、EV(Electric Vehicle/電気自動車)など「NEV(New Electric Vehicle/新電気燃料車/New Energy Vehicle新エネルギー車)」向け充電設備の設置を加速するとの通知「交通运输部 国家能源局 国家电网有限公司 中国南方电网有限责任公司关于印发《加快推进公路沿线充电基础设施建设行动方案》的通知」を発表したと報告した。

https://time-az.com/main/detail/77582

向こう数年は高速道路や主な幹線道路沿いのSA(Service Area/サービスエリア)での設置を加速し、2025年末には農村の道路沿いまで広げる。「NEV」が急速に普及する中、公共充電インフラの整備が不足する問題に対応する。

国家エネルギー局(国家能源局)、国有送電最大手の国家電網(国家电网公司)、中国南部の送電事業を手がける中国南方電網(中国南方电网公司)が連名で通知した。

まず年内には全国にある高速道路の大半のSAで充電サービスを提供できる体制を確立。来年末は幹線道路のSAにも充電器の設置を広げる。

高速道路のSAでは既存の土地や駐車場を活用し、充電インフラの整備・改修を急ピッチで進める。大型連休中に混雑が予想されるSAでは事前に移動式充電器を設置するなどしてピーク時の需要に対応する方針を示した。

観光地周辺など交通量の多い幹線道路沿いの駐車場などでも充電器の設置を進める。農村の道路沿いでは公共駐車場などのスペースに優先的に充電インフラを整備する。

高速道路や幹線道路のSAにEVやFCV(Fuel Cell Vehicle/燃料電池自動車)専用の駐車スペースを設けることも盛り込んだ。

足元では全国にある高速道路のSA計6,618カ所のうち、充電器が設置されているのは半数の3,102カ所。
幹線道路や農村では充電インフラの整備が進んでおらず、交通運輸省は「長距離移動の需要を満たせていない」と指摘した。

春節(旧正月)などの大型連休には高速道路の充電スペースに長蛇の列ができるなど、充電インフラの整備が急務になっている。

公安省によると、全国のNEVの保有台数は6月末時点で1,001万台。保有台数は25年に2,500万台を突破し、30年には8,000万台に達する見通しと予測している。

ただし、NEVの進化も激しく、それにどう対応していくかということになる。

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