ドイツは国家安保戦略を初策定。ロシアが最大の脅威。中国も競争の深化。

2023年6月15日 16:14

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年06月15日に、ドイツ政府は2023年06月14日に、初の「国家安全保障戦略(Nationale Sicherheits Strategie/National Security Strategy)」を閣議決定した。

ロシアを安全保障上の最大の脅威と位置付けているほか、中国との競争関係が深化していると強調した。国防費をGDP(Gross Domestic Product/国内総生産)の2%に拡大すると明記している。

経済面で、中国と競合すると明記して、ドイツは生き残れるのか？

ドイツはこれまで防衛白書に安全保障政策を盛り込んできた。
しかし、ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は2021年11月に、安全保障環境の変化を踏まえ、外務省に国家安全保障戦略の策定を命じた。

今回、その後のウクライナ危機や、ロシアとドイツを結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム」の爆発を受け、こうした戦略の必要性が一段と高まった。

国防費をGDPの2%とする時期については、2024年からの実施を目指す。
実現に向けて、他の支出の削減に取り組んでいくことにしている。

ロシアは、ヨーロッパ・大西洋の平和にとって最大の脅威と強調した。

ロシアは、ヨーロッパ民主主義の不安定化と、EU(European Union/欧州連合)およびNATO(North Atlantic Treaty Organization/北大西洋条約機構)の弱体化を狙っているとしている。

中国については、地域の安定に圧力をかけ、人権をないがしろにしていると指摘。

ルールに基づく既存の国際秩序を書き換えようとしており、経済力を政治目的に利用しているとの見方を示した。ただ、中国との競争関係が深まっているとする一方で、国際的な課題の解決には同国との協力が不可欠としている。

少し、身勝手ではないのか？

ドイツの外交方針は、経済的利益の優先から、安全保障の重視へとシフトしており、今回の国家安全保障戦略でもこうした方針が示されている。

日本は、ドイツを追従してはいけない。

ドイツは、ロシアと中国が隣接していない。

日本は、隣接している。

両手を広げて、迎え入れよう。

ロシアと中国を切るのは、笑いながら、「無理、無理」といえない政治家？

ウクライナのようなテロリストを支援できない。

2023年05月28日---ウクライナ当局、クリミア大橋爆発へのテロ関与認めた。
2022年12月10日---また、ウクライナのテロ。EUとUSはテロとゲリラを支援。
2022年10月12日---ロシア当局、クリミアの橋爆発で8人を逮捕。
2022年10月12日---ドイツ検察庁、パイプラインのガス漏れで捜査開始。
2022年10月12日---クレムリンの戦争タカ派はウクライナへの壊滅的な攻撃を要求。
2022年10月10日---ウクライナのテロ組織によるクリミア大橋爆発にロシアが報復。
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2022年10月08日---ロシアとクリミアを結ぶ生命線の橋で爆発。
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