見出し画像

Ifo経済研究所、ドイツの自動車業界の景況感、2024年03月は改善。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年04月05日に、ドイツの5大経済研究所の一つ、IFO(Ifo Institut für Wirtschaftsforschung/Ifo Institute for Economic Research/Ifo経済研究所)は2024年04月03日に、ドイツ自動車業界の景況感が2024年03月は改善したと発表した。

輸出見通しが明るくなり、サプライチェーン(供給網)の不安も緩和したことで、2023年05月以来の水準となった。

ドイツ3馬鹿大将。

自動車業界の景況感指数は2024年02月のマイナス9.9ポイントから、2024年03月はマイナス5.8ポイントに上昇した。うち「期待指数」はマイナス29.5ポイントからマイナス18.7ポイントへ上向いた。IFOは巨大市場である米国と中国で、楽観ムードが高まっているとみている。

紅海情勢の緊張は続いているが、サプライチェーンに問題が生じていると回答した企業は少なかった。IFOは「新型コロナウイルスの流行以降、サプライチェーンの耐久力を高めるために取り組んできたことが成果を上げている」と分析した。

IFOの担当者は「ドイツの自動車産業はようやく2023年下半期(7~12月)の低迷を抜け出し、再び自信を持って将来に目を向けているようだ」と語った。

しかし、ヨーロッパのカーメーカーは、EV(Electric Vehicle/電気自動車)にこだわる割には、売れていない。

トヨタの豊田章夫ちゃんがいうように、年間機種別で数100万台売れないと開発費がでない。

トヨタのようにテスラの開発に協力し、BYDの開発に協力し、その資金を株に投入して、開発費を巨額稼いでいても、先は不安なのである。
結局、米国とヨーロッパのメーカーは、自力は不可能で、国家やEUなどの補助金に頼ることになる。

それでは、地盤が柔らかい時、沈んでしまう。それは、トヨタ主義ではない。

2024年03月01日---ドイツのIfo経済研究所、ドイツの製造業の原材料不足について、2024年02月は悪化したとの調査結果を発表。
2024年02月27日---ドイツのボッシュが、次世代のパワー半導体事業を強化している。
2024年02月08日---米国のフォードと労組、ドイツ工場の人員削減で合意。来年に約3500人削減。
2024年02月05日---ドイツの製造業の材料不足、紅海の影響はまだ現れず、改善。
2024年01月25日---ドイツ経済、Ifo見通し、今年は0.7%成長。
2024年01月24日---中国経済危機が、ドイツ成長に打撃。
2024年01月16日---ドイツのGDPは2024年に速報値で0.1%縮小。
2023年11月02日---6つのグラフで見るウクライナ戦争に対するアメリカの見解。
2023年10月31日---ドイツのGDP 速報値、2023年第3四半期は0.1%縮小。
2023年10月25日---IMF、ドイツは日本を抜いて、世界3位の経済大国に浮上すると予測。
2023年10月23日---ドイツ連銀月報、2023年第3四半期は縮小。製造業・建設業が不振。
2023年10月20日---中国、EV主要材料の黒鉛を輸出規制 調達難に拍車も
2023年10月19日---トップEVメーカーは、テスラではない。現在はBYDがトップ。
2023年10月03日---世界初!イギリス政府、2024年からZEV販売義務化、2035年完全移行へ段階規制を公開。
2023年09月29日---経営が苦しいドイツのVW、工場新設を撤回。次世代EV生産は既存施設。
2023年09月29日---ドイツの5大経済研究所、ドイツ経済を見通し下方修正。今年は0.6%縮小。
2023年09月26日---シンガポール、国際海運センター発展指数、10年連続で首位
2023年09月15日---中国からドイツへの自動車部品輸入は75%増。まるで経済コロナ伝染病。
2023年09月15日---EUの中国製EV調査を開始。
2023年09月15日---EUの中国製EV調査、輸出に深刻な打撃も
2023年09月11日---ドイツ経済、主要国で唯一のマイナス成長。今年は0.4%縮小か?
2023年09月05日---ドイツの潜在的労働力、2023年は300万人。
2023年09月04日---ドイツのメガネ・チェーン「フィールマン」、米国の同業を買収。
2023年08月29日---ドイツGDP、第2四半期は横ばい。
2023年08月23日---ドイツ、米中とのスキルギャップ解消で、AI研究に大型拠出。
2023年08月22日---ドイツ経済、インフレ継続で停滞。
2023年08月18日---地球が最も暑かった月。2023年07月に何が起こったか、そして次に何が起こるか?
2023年07月25日---Ifo経済研究所、ドイツ企業景況感指数、2023年07月は悪化。
2023年07月18日---ドイツ連邦銀行の月報。ドイツ経済、わずかに回復の兆し
2023年07月18日---IMF、ドイツ経済、今年はやや縮小。
2023年07月14日---NASA、2023年06月は観測史上最も暑い06月と発表。
2023年07月13日---ドイツのシーメンス、ドイツ国内で景気回復に向け大型投資。
2023年07月13日---ドイツ、水素パイプライン網整備の草案公表
2023年07月13日---あれだけ中国に頼ってきたドイツが、初の対中戦略策定。
2023年07月13日---El Niñoは、「ワンヘルス」対応を必要とする世界的な健康脅威を増大させる。
2023年07月06日---停戦後、ウクライナが悩む。地雷+対戦車地雷。
2023年07月05日---気候変動: 記録開始以来、世界で最も暑い日の年が始まった。
2023年06月13日---ドイツインフレ率、6.1%に減速。ただし十分まだ高い。
2023年05月25日---ドイツ経済、2023年第1四半期GDPは0.3%縮小で、またリセッション入り
2023年05月24日---ドイツ経済、第2四半期は拡大か?
2023年05月11日---ドイツの鉄道50社、2023年05月14日から50時間のスト 全国で運行に影響
2023年04月28日---ドイツのGDP、第1四半期は横ばい。
2023年04月27日---2023年のドイツ経済はこうして成長できる
2023年04月25日---ドイツの連銀月報、製造業の回復受け、リセッション回避。
2023年04月23日---9ユーロチケット&カンパニー:ローカル公共交通はコロナ・ローからほぼ回復した
2023年04月21日---ドイツの4空港で相次ぎスト。ドイツ鉄道を含む約50社の従業員もスト。
2023年04月21日---ドイチェランドチケットの最長ルート
2023年04月20日---ドイツ鉄道など21日にスト 3空港でも20日からストを呼びかけ。
2023年04月17日---ドイツで無賃乗車: 罰則の軽減を求める声が多数派
2023年03月27日---DB(Deutsche Bahn/ドイツ鉄道)のストで2023年03月27日運休。
2023年03月24日---ドイツの2労組が2023年03月27日に運輸部門スト。
2023年02月28日---2011年以降、鉄道ストライキへの理解度は大幅に低下している
2023年02月21日---日本を抜いて、世界第3位と言われたドイツ経済は一転。リセッション入りも
2023年02月17日---イツ主要7空港、賃上げ交渉難航で2023年02月17日にスト。
2023年01月31日---ドイツのGDP速報値、第4四半期は0.2%減 物価高で個人消費が低迷。
2023年01月03日---ドイツのインフレ率、2022年12月は8.6%。2カ月連続で減速。
2022年11月30日---ユーロ圏総合CPI速報値10%に 光熱費上昇緩和で1年半ぶり減速。
2022年11月24日---交通インフラ不足がドイツ経済を弱体化。
2022年11月23日---ドイツ企業の過半数は、「ガス節約では減産不可欠!」
2022年11月23日---ドイツのインフレ率、2023年も2桁台で推移と予測。
2022年11月14日---ドイツ自動車メーカーの中国事業が弱体化。
2022年11月10日---世界経済の成長鈍化は、ますます顕著に、高頻度になる。
2022年11月03日---ユーロ圏製造業PMI確定値、2022年10月は過去29カ月で最低。
2022年11月02日---ドイツの貿易収支、2022年09月は黒字拡大。
2022年10月27日---ドイツ経済の中国への依存度はかつてないほど高まっている。
2022年10月25日---コンテナ船会社「COSCO」は、トップ5を買い占めたい。
2022年10月13日---ユーロ圏、第2四半期に予想外の伸び。
2022年10月13日---ドイツのインフレ率、2022年09月は大台10%に乗った。
2022年10月06日---ドイツで、特別経費が貧困に追い込まれる可能性のある人。
2022年10月05日---時代は変わった!ロシア国営ガスプロム、イタリアへのガス供給再開を発表!
2022年09月30日---ドイツ経済、2023年のGDPは0.4%減少すると各機関が予想。
2022年09月23日---ユーロ圏総合PMI速報値、2022年08月は3カ月連続分岐点割れ。
2022年09月17日---ドイツのミュンヘンで、オクトーバーフェスティバル復活!
2022年09月14日---ドイツのGDP、2023年は0.3%縮小か?!
2022年09月13日---ドイツの経済状況、2024年まで景気回復の見込みはない。
2022年09月12日---ドイツのGDP、2023年は0.3%縮小か?!
2022年08月22日---ドイツ連邦銀行、冬にリセッション入りも覚悟。
2022年08月03日---ユーロ圏総合PMI確定値、2022年07月は49.9で17カ月ぶり分岐点割れ。
2022年08月01日---ユーロ圏製造業PMI確定値、2022年07月は49.8で分岐点割れ
2022年07月18日---スリランカ危機は他のアジア諸国への警告。
2022年06月29日---ドイツの製造業、来年まで材料不足が継続を予測。
2022年05月10日---ツーリズム&ホスピタリティ。
2022年05月02日---ユーロ圏製造業PMI確定値、2022年04月は過去15カ月で最低。
2022年04月20日---タイ産ドリアン、マレーシア産ドリアン、ベトナム産ドリアン狂想曲。
2022年04月12日---日本のNXHD、中国―ラオスで複合輸送サービスを開始。
2022年03月31日---今。欧米ニュースだけでは、見えてこないウクライナ問題。
2022年03月31日---ドイツ、成長率見通しを下方修正 ウクライナ戦争で景気後退の恐れ
2022年03月29日---トルコのイスタンブールで、ロシアとウクライナの停戦交渉を開催。
2022年03月28日---ウクライナの戦争は、ドイツのビジネス環境を曇らせる。
2022年03月24日---コロナがドイツの公共交通機関に与えた影響。
2022年03月23日---ドイツ政府、エネルギー価格高騰対策を閣議決定。
2022年03月23日---ドイツ成長率見通し、ウクライナ侵攻が影響して引き下げ。
2022年03月21日---世界のガソリン価格の比較。
2022年03月21日---ドイツ株式指数のDAX銘柄、2社を入れ替え。
2022年03月18日---航空輸送量は、パンデミック以前の水準を大きく下回っている。
2022年03月17日---ドイツのメルケル首相とショルツ首相のスタート時の比較。
2022年03月16日---ベンジン1リットルで、これほど長く働いています。
2022年03月15日---戦争が農産物の輸出市場を圧迫。世界の食糧庫を攻撃中!
2022年03月11日---ロシアのウクライナ侵攻が描き出す宇宙の地政学。
2022年03月11日---ドイツのガソリン価格と税金。
2022年03月11日---VW世界販売。2022年02月は16.7%減少。
2022年03月10日---ドイツ、1日の新規コロナ感染者数が初の25万人超え。
2022年03月03日---ドイツのインフレ。1年前と比べ、エネルギーが大幅に高くなった。
2022年03月02日---メコン川のデータ共有がインパクト測定の鍵。
2022年03月01日---ドイツ政府、ドイツにLNG基地を建設する計画。
2022年02月28日---ロシアのウクライナ攻撃はどこで非難されたか。
2022年02月28日---ドイツの軍事費はこうして発展してきた。
2022年02月27日---ドイツ、ロシア侵攻で歴史的な方針転換。国防費をGDP比2%に拡大。
2022年02月25日---ドイツのGDP、第4四半期はマイナス0.3%。
2022年02月22日---ドイツ中銀の連邦銀行、月報で第1四半期も縮小!?
2022年02月01日---早くて、安いラオス・中国鉄道の貨物利用国が急増中!
2022年01月28日---フランスGDP、2021年第4四半期コロナ前水準上回る。0.7%拡大!
2022年01月28日---ドイツのGDP、2021年第4四半期は0.7%減。
2022年01月24日---ユーロ圏総合PMI速報値、2022年01月は低下も分岐点越え。
2022年01月14日---ドイツ経済、2021年は2.7%増。プラス回復だがコロナ前水準に届かない。
2022年01月06日---ドイツのインフレ率、過去30年で最高!2021年12月は5.3%上昇。
2021年11月23日---ユーロ圏総合PMI速報値、2021年11月は4カ月ぶり上昇。
2021年11月19日---ドイツは2021年10月のPPIが前年同月比18.4%上昇したと発表。
2021年08月23日---ユーロ圏総合PMI速報値、2021年08月はやや低下も高水準。
2021年07月23日---ユーロ圏総合PMI速報値、2021年07月は過去21年で最高。
2021年06月23日---ユーロ圏総合PMI速報値、2021年06月は過去15年で最高。
2021年05月21日---ユーロ圏総合PMI速報値。2021年05月は過去3年超で最高。
2021年04月23日---ユーロ圏総合PMI速報値。2021年04月は過去9カ月で最高。
2021年04月07日---ドイツ財政収支、2013年以来の€1,892億の赤字。
2021年02月24日---ドイツGDP、やっと0.3%拡大。上方修正も失速。
2021年01月14日---ドイツ経済の下げ幅は金融危機時より小幅。
2020年11月24日---ドイツの第3四半期GDP、改定値で上方修正8.5%拡大。
2020年11月23日---ユーロ圏総合PMI速報値。2020年11月は分岐点割れ!
2020年09月23日---ユーロ圏総合PMI速報値、2020年09月は過去3カ月で最低。
2020年08月31日---ドイツのインフレ率、2020年08月は0.0%
2020年08月25日---ドイツの第2四半期GDP、改定値で上方修正で、過去最悪の9.7%減。
2020年08月21日---ユーロ圏総合PMI速報値、2020年08月は低下も分岐点超え。
2020年07月30日---ドイツのGDP、第2四半期は10%減でリセッション入り!
2020年07月28日---ドイツの国立ロベルト・コッホ研究所、長屋宏和の考え方に賛同!
2020年07月27日---ドイツのIfo経済研究所、2020年07月の企業景況感は改善。
2020年07月07日---ルフトハンザ、コロナ対応の再編で23年までに、管理職2割削減。
2020年06月25日---ドイツのルフトハンザ航空、政府支援策も承認で破綻回避。
2020年06月25日---ドイツのWirecardが破産申請 不正会計犯罪疑惑、債務超過は不可避。
2020年06月23日---ヨーロッパの新車登録。25%減少!
2020年06月05日---ドイツGDP、今年は7.1%縮小!?
2020年06月03日---ドイツ政府、経済刺激策で消費税率を半年間下げた!
2020年06月03日---ドイツのルフトハンザ航空、2020年第1四半期は赤字拡大。
2020年05月29日---ドイツのVW、中国の江淮大衆汽車の経営権取得。
2020年05月21日---ユーロ圏総合PMI速報値、2020年05月は上昇もなお分岐点割れ。
2020年05月15日---ドイツのGDP、第1四半期は2.2%減でリセッション入り!
2020年04月23日---ユーロ圏総合PMI速報値、2020年04月に過去最低を更新。
2020年04月15日---世界同時リセッションが発生する。
2020年04月08日---ドイツ経済、金融危機上回り、9.8%縮小の落ち込み!??
2020年03月24日---ユーロ圏総合PMI速報値、2020年03月は統計開始以降で最低。
2020年02月21日---ユーロ圏総合PMI速報値、2020年02月は、半年間で最高。
2020年02月14日---シンガポールのリー首相、「COVID-19」でリセッション入りも、
2020年02月07日---ドイツ、「リセッション」に陥る可能性が再び浮上。
2020年01月21日---VodafoneがFacebookのLibraから撤退。
2020年01月15日---ドイツの経済成長率、0.6%に減速。2019年は過去6年で最低!
2020年01月08日---世界銀行、ユーロ圏の成長見通しを下方修正。
2020年01月03日---ドイツの失業率、2019年12月は横ばいの5%と、低さ安定8カ月連続。
2019年12月16日---ユーロ圏総合PMI速報値、2019年12月も引き続き低水準。
2019年11月22日---ユーロ圏総合PMI速報値、2019年11月は分岐点上回るも低水準。
2019年11月06日---ユーロ圏総合PMI確定値、2019年10月は上昇も低水準。
2019年10月24日---ユーロ圏総合PMI速報値、2019年10月はわずかに上昇。
2019年10月21日---歯車が狂ったドイツ経済、第3四半期もマイナス成長か!?
2019年10月03日---ユーロ圏総合PMI確定値、2019年09月は2013年06月以降で最低。
2019年09月11日---IfW、ドイツ経済の景気後退期入りを指摘!
2019年09月04日---ユーロ圏総合PMI確定値、2019年08月は51.9ポイントに上昇。
2019年09月02日---ユーロ圏製造業PMI確定値、2019年08月も分岐点割れ続く。
2019年08月27日---ドイツのGDP、米中貿易戦争が影響し、第2四半期改定値も0.1%縮小。

https://europe.nna.jp/news/show/2643612
https://www.ifo.de/fakten/2024-04-03/geschaeftsklima-der-automobilindustrie-im-aufwind
https://www.faz.net/aktuell/wirtschaft/unternehmen/verliert-deutschland-seine-industrie-teure-energie-und-e-mobilitaet-19509086.html
https://www.faz.net/pro/d-economy/d-mobility/das-ziel-ein-einheitlicher-datenraum-19407305.html

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?