価格高騰で、胡椒主要生産国のベトナムは胡椒輸出額は42%増。

2022年2月9日 16:23

アジア経済ニュースNNA ASIAは2022年02月07日に、VPA(Vietnam Pepper Association/ベトナム・コショウ協会)によると、2021年のコショウの輸出額は前年比42%増のUS$9億3,800万(約1,082億円)だった。
輸出数量ベースでは減少したが、価格が2倍近くに上昇した。
2022年も世界的な景気回復から需要が高まり価格は高水準を維持すると予測されていると、ベトナムの新聞「VNS(Vietnam News Service/ベトナム・ニュース)電子版」が2022年01月28日に伝えた。

今では、胡椒のない生活は考えれれなくなっている。
かっては、金より高かった胡椒は見直されるべきである。

胡椒のないステーキは、食う気にならない。

https://time-az.com/main/detail/76206

もう一つの胡椒主要生産国カンボジアも、笑いが止まらないことだろう。

輸出量は8.5%減の26万1,000トンだった。生コショウの輸出が減少し、加工製品の輸出が増えたという。
2021年の輸出価格は世界的な需給の不均衡から1トンあたり55.2%増のUS$3,593となった。国際相場上昇に引きずられて国内価格も1kgあたり9万ドンと、前年の4万8,000ドンから約2倍になった。

VPA協会は、2022年第1四半期(01～03月)は世界的にレストランの再開が進み、胡椒の需要は13万～16万トンに高まると予想されている。ベトナムの輸出量も減少から増加に転じるが、国内の生産量は年15万トンにとどまり、供給量が需要を下回るとしている。
さらに胡椒主要生産国インドやインドネシアなどの生産国からの供給が干ばつの影響などで伸び悩んでおり、今年も国際市況は高値で推移する見通しだという。

ベトナム農業・地方開発省植物保護局(Department of Plant Protection, Ministry of Agriculture and Rural Development, Vietnam)のグエン・クイ・ズオン副局長(Nguyen Quy Duong, Deputy Director)は、ベトナムのコショウ産業は今までの生産量重視から品質向上に転換する必要があると指摘した。多くの専門家も、ベトナムは世界最大規模のコショウ輸出国にもかかわらず認知度は低いため、衛生的で安全なコショウを生産し、ブランドを構築する必要性があると提言している。

カンボジアでは、着実にブランド化が進められている。

頭の良いベトナムでも、ブランド化が進められていることだろう。

量が取れなければ、超高級胡椒の販売も可能になる。

それは、日本の仕事！目が飛び出るような胡椒製品の開発。

2019-03-25---カンボジア王国の黒胡椒は国際市場に目を向けた。
2019-03-18---カンボジアのSela Pepperは、アジアとヨーロッパで新たな市場を狙う。
2019-02-11---カンポットのペッパー収量で、豊作が見込まれる。
2018-12-27---カンボジアの胡椒協会は、収穫の少ない胡椒の販売を報告。
今では、胡椒のない生活は考えれれなくなっている。
かっては、金より高かった胡椒は見直されるべきである。