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フランスのマクロン大統領、安楽死法案の提出を計画。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年03月13日に、フランスのエマニュエル・マクロン大統領(French President Emmanuel Macron)は、2024年05月に安楽死の合法化に向けた法案(Un projet de loi pour légaliser l'euthanasie/Bill to legalize euthanasia)を提出することを計画していると報告した。

ただし、不治の病を患い、死期が差し迫っている18歳以上の成人のみを対象とする方針で、フランスのマクロン大統領へのインタビューを元に、現地紙リベラシオン(Libération)が2024年03月11日伝えた。

マクロンは新たな法案について、「決定的な状況の中で、医学的に正確な基準に基づいて可能な選択肢」を提供するものと説明した。安楽死の対象者については、末期のがん患者などを例に挙げ、意思決定が完全にできる場合のみ適用されるとした。

フランスのガブリエル・アタル首相(Le Premier ministre français Gabriel Attal)は2024年03月11日に、X(旧ツイッター)で、法案は2024年05月27日に議会に提出されると明らかにした。

同法案を巡っては、既に国内で批判の声が上がっている。がん患者支援団体などを含む医療団体は、共同声明で「マクロンは、患者のニーズや医療従事者の日々の現実からかけ離れた制度を、暴力的に発表した」と非難している。

このような法案は、増え始めている。

2022年12月06日---最終判断、AIに託す「安楽死カプセル」が問う生死の倫理。
2020年02月27日---〔ポッサムのつぶやき〕VIC州の安楽死、半年で52人が実施。
2019年11月18日---ニュージーランドで、安楽死法案で国民投票。
2018年04月30日---104歳のオーストラリア人科学者、自ら命を絶つためスイスへ。
2016年09月17日---ベルギー、未成年で初!17歳の子どもが安楽死。
2016年09月12日---壮絶なパラリンピック後の安楽死?
2015年10月31日---7人を安楽死させた元医師、自殺未遂。
2015年06月05日---欧州人権裁、植物状態の男性の「死ぬ権利」認めた。
2014年06月25日---フランスの安楽死裁判で元医師に無罪。
2013年09月17日---スティーヴン・ホーキングは自殺幇助に関して自由に発言。
2012年08月22日---尊厳死を望んだトニー・ニックリンソンは、食物を拒絶して死んだ!
2012年06月19日---閉じ込められた人の「苦痛と侮辱の生活」
2011年06月03日---「Dr. Death」と呼ばれたジャック・キボキアン博士が死去した。
2011年05月15日---スイスのチューリッヒの投票で自殺幇助合法化。
1976年08月23日---安楽死「東京宣言」を採択。
0000年09月10日---自殺と安楽死「世界自殺防止デー(WORLD SUICIDE PREVENTION DAY)」

https://www.lefigaro.fr/flash-actu/fin-de-vie-emmanuel-macron-annonce-un-projet-de-loi-sur-l-aide-a-mourir-20240310
https://www.assemblee-nationale.fr/dyn/15/textes/l15b3755_proposition-loi
https://www.la-croix.com/france/fin-de-vie-le-gouvernement-ouvre-la-voie-a-l-exception-deuthanasie-20231214
https://www.publicsenat.fr/actualites/sante/aide-a-mourir-lavant-projet-de-loi-sur-la-fin-de-vie-suscite-des-remous-au-senat
https://fr.statista.com/themes/10745/l-euthanasie-et-la-fin-de-vie-en-france/#topicOverview
https://www.capital.fr/economie-politique/des-milliers-de-manifestants-a-paris-contre-l-euthanasie-1008035

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