中国の「広告の禁止ワード」

2023年3月26日 19:17

アジア経済ニュースNNA ASIAは2023年03月22日に、中国国家市場監督管理総局(市場監管総局/市场监管总局)は2023年03月20日に、広告に使用できる言葉について、新たなガイドライン「广告绝对化用语执法指南」を発表したと報告した。

中国の広告法で、広告への使用が禁止されている言葉に関して、例外的に使用を認めるケースなどを明確にした。

中国の広告法では、広告に「国家級」「最高級」「最佳(最良)」といった言葉を使ってはならないと規定されている。

日本でも「東大の？？」と言う広告を良く見るが、東大もピンからキリまでいるので、あの表記を見た瞬間に、「詐欺」と感じた。

中国の広告法ガイドラインでは、
◇事業者の経営理念や企業文化を表明している
◇事業者の目標追求姿勢を表現している
◇禁止用語が広告で宣伝されている製品の性能や品質に直接関係がなく、消費者に誤解を与えない。のいずれかに当てはまる場合、広告法の用語規定を適用しないと明文化した。

禁止用語で商品を宣伝しているが、同じブランドや同じ企業の製品との比較にのみ使われている場合、製品の使用方法、使用期限、保存期限などの提示に使われている場合、製品名、型番、登録済みの商標、特許に禁止用語が含まれている場合などについても、法律を適用しないと規定した。

一方で、医療や美容医療、医薬品、医療機器の効果などに禁止対象の言葉を使ったり、金融商品の収益率や安全性に関して禁止用語を表示したりした場合は、「違法行為が軽微または社会への危害が少ないとは評価しない」と定めた。

広告法では広告用語に違反があった場合、広告主に対して20万元～100万元(約384万～1,920万円)の罰金を科す。
2022年10月には自動車大手の浙江吉利控股集団の販売店が、広告に「最高級」などの言葉を使用していたとして60万元の罰金を科せられたと伝えている。

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