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「chocoZAP」が中国展開として、北京・上海で試験営業開始。

アジア経済ニュースNNA ASIAは2024年02月08日に、日本のフィットネスジム「RIZAP(ライザップ)グループ」の小型版「chocoZAP(チョコザップ/中国名:巧刻空间)」の海外展開に向けて動き出していると報告した。

中国本土では北京市と上海市にそれぞれ出店し、将来的な店舗展開につなげるテストマーケティングを始めた。

運動に加えて美容やエンタメの要素を取り入れ、中国の競合他社の低価格路線とは一線を画したサービスで新たな市場開拓をうかがう。

ライザップは2023年11月に、北京市の朝陽区と東城区で計3店、上海市長寧区で計2店のチョコザップ店舗を開業した。

北京市東城区にオープンした「チョコザップ建国門店」には、店内には10種類ほどのトレーニング機器やマッサージチェアが設置されている。

中国でも24時間営業し、料金は月149元(約3,100円)。日本の2,980円(税別)とほぼ同じ水準に設定した。
入会費や事務手数料はゼロだと言う。

チョコザップは、日本で2022年07月にサービスを本格的に開始した24時間使い放題のセルフ型のジムである。
ジムでの着替えや靴の履き替えを不要にした通いやすさや、1日5分の運動を掲げた気軽さが人気を集め、本格展開を始めてから1年5カ月で日本の会員数は100万人を突破した。

中国でも「誰でも気軽に、簡単に、楽しく通えるコンビニジム」のコンセプトを維持する。
ライザップによると、「初心者向け」、「コンビニジム」といったコンセプトに対する中国の利用者の反応は良好だという。

ライザップは、中国をはじめ世界各地でチョコザップのテストマーケティングを始めている。

2023年末までに香港で2店、台中で1店、米国のロサンゼルスで1店をそれぞれ出店した。
海外のフィットネス参加率の高さから、同社は「海外のジム市場はポテンシャルが高い」と分析している。

テストマーケティングを進める地域の中で、最も多くの店舗を出したのが中国本土である。

中国では肥満率の上昇や健康志向の高まりに伴い、フィットネス市場が急速に発展している。

市場調査会社の艾瑞諮詢(アイリサーチ)によると、市場規模は2018年の464億元から、2021年に700億元以上へと成長した。

2023年は840億元を超えたとみられ、2026年には1,082億元に拡大する予測している。

一方で、ジム業界は出店競争が激しく、小規模の店舗が乱立する。中国のフィットネス業界団体、中国健美協会(中国健康美容协会)によると、全国のフィットネスジム(パーソナルジム含む)の店舗数は2022年末時点で約13万1,000店。新型コロナウイルス禍に見舞われた2022年には、主要都市にある店舗の倒産率は約14%となったが、それでも過当競争の状況に大きな変化はない。

顧客を獲得するため低価格路線に振り切る店舗も広がっていると言う。

米国では一時期。閉鎖空間ということで、感染源として大きな話題になり、衰退したこともあった。

サービス価格を下げる競合他社に対して、チョコザップはフィットネス以外のサービスで差別化を図る考えだという。

中国の店舗にもマッサージチェアやセルフエステ、ネイルのセルフサービスなどを設置。エンタメ性も打ち出して、ビリヤードやダーツ、ゴルフの練習をできるようにした。

初心者向けに特化しているジムは競合他社に少なく、「ターゲティングがしっかりできれば、勝機は大いにある」と、ライザップは見ている。

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https://www.nna.jp/news/2622388

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