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人身売買:世界的な訴追の増加。

世界最大の統計調査データプラットフォームでドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)のレネ・ボックシュ(René Bocksch)の報告として2023年08月29日に、フローリアン・ツァント(Florian Zandt)、アンドレアス・グリース(Andreas Grieß)の報告と共に、米国国務省が発行した『人身取引報告書2023』(US-Außenministerium in ihrem Trafficking in Persons Report 2023)では、人身取引犯罪の起訴件数15,000件以上、有罪判決件数5,577件以上がカウントされている。

この報告書によると、COVID-19の大流行が、人身取引にさらされる可能性のある社会的弱者や疎外された人々のリスクを悪化させている。

近年、国境は閉鎖され、渡航はより困難になっているが、この危機によって人身売買がなくなったわけではない。

むしろ、犯罪者が特殊な状況を利用するために、これまでの手口を適応させるようになった。

その一方で、起訴件数や終了した裁判の数は大幅に減少している。

そして2022年、世界のデータを用いたStatistaのグラフが示すように、人身売買者に対する世界的な捜査が再び活発化した。

報告書では、アフガニスタン(Afghanistan)、エリトリア(Eritrea)、ロシア(Russland)、ビルマ(Burma)、イラン(Iran)、南スーダン(Südsudan)、中国、北朝鮮、シリア(Syrien)、キューバ(Kuba)、トルクメニスタン(Turkmenistan)の11カ国の状況が特に深刻であると指摘している。ここでは、強制労働、性的搾取、子ども兵士の徴用といった形で、政府によって容認または支援されている組織的な人身売買のパターンが実証されている。

私はアフガニスタンへの南の入り口であるパキスタンのクエッタに行った時、赤土を固めたベッドをゴザで囲っただけの売春宿で、片足がない女性が売春を誘ってきたので、お金だけを払って帰ってきたことがある。

彼女は、売春だけが唯一の収入源だと言っていた。

https://de.statista.com/infografik/30691/globale-anzahl-der-strafverfolgungen-und-verurteilungen-wegen-menschenhandels/
https://www.state.gov/wp-content/uploads/2023/06/Trafficking-in-Persons-Report-2023.pdf
https://de.statista.com/themen/5723/justiz-und-rechtspflege-in-deutschland/
https://de.statista.com/themen/5938/menschenhandel-in-deutschland/
https://de.statista.com/infografik/26418/gesetzeslage-zur-prostitution-in-eu-mitgliedsstaaten/
https://de.statista.com/infografik/2986/kinder-als-opfer-von-menschenhandel/

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