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イギリスのGDP、2022年第3四半期は0.3%減。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年12月23日に、イギリスのONS(Office for National Statistics/政府統計局)は2022年12月22日に、第3四半期(07~09月)のGDP(Gross Domestic Product/国内総生産、改定値)が前期比0.3%縮小したと発表した。

速報値から0.1ポイント下方修正され、前期のプラス0.1%から2021年第1四半期以降で初のマイナスに転落。日本、アメリカ、カナダ、フランス、イギリス、ドイツ、イタリア及びEUで構成される政府間の政治フォーラムG7(Group of Seven/主要7カ国)で最低水準となった。

産業別に見ると、イギリス経済の原動力であるサービス業は0.1%拡大。前期の0.2%増から伸びがわずかに減速した。うちビジネスサービス・金融は0.1%伸びた半面、流通・ホテル・レストランは0.8%減少。自動車販売を含む運輸・倉庫・通信は前期から横ばいだった。

鉱工業は2.5%減り、前期の1.3%減から落ち込みが加速。うち製造業は2.8%減り、電気・ガス・蒸気・空調供給と水道・下水・廃棄物処理は共に2.1%下向いた。採鉱・採石は1.3%のマイナスとなっている。

建設業は0.2%減少。農林水産業は前期から変化がなかった。

支出項目別では、家計最終消費支出は1.1%縮小。一方、投資を示す総固定資本形成は1.1%、政府最終消費支出は0.5%それぞれ上向いた。

貿易は輸出が8.9%伸びた半面、輸入は3.6%縮小。輸出から輸入を差し引いた純輸出はGDPを3.8ポイント押し上げた。

GDPは前年同期比では1.9%拡大。前期の4%増(改定値)から伸びが減速している。

イギリス中銀イングランド銀行(Bank of England)は先に、第4四半期のGDPが前期比0.1%縮小するとの見通しを示した。

2022-08-15---イギリスのGDP、第2四半期は0.1%減。
2022-06-30---イギリスのGDP、第1四半期は0.8%増。
2022-06-22---イギリスのインフレ率、2022年05月はG7最高水準9.1%。
2022-05-18---イギリスのインフレ率、2022年04月は9%、過去40年で最高。
2022-05-12---イギリスのGDP速報値、第1四半期は0.8%増。
2022-04-26---イギリスの財政収支、2022年03月は赤字縮小。
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2021-08-06---イギリスで、スワブ検査をランダムに実施した結果。
2021-06-16---イギリスのインフレ率、2021年05月はさらに2.1%に加速。
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2020-06-16---イギリスで、求職者手当の申請者数が倍増。
2020-06-12---イギリスGDP、2020年04月は20.4%減で、過去最悪。
2019-10-15---イギリスの失業率、2019年08月は3.9%に悪化。

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