見出し画像

ムーディーズ、2023年のインドGDP成長率見通しを上方修正。2024年の見通しは下方修正。

インドの新聞「タイムズ・オブ・インディア(Times of India)(電子版)」の姉妹誌経済新聞「エコノミック・タイムズ(The Economic Times/電子版)」は2023年09月01日に、インドの経済新聞「エコノミック・タイムズ」が2023年08月31日に発表した「インドの2024第1四半期GDP成長率は、1年ぶりの高水準に達する可能性がある。」を修正した。

私は、インドの経済新聞「エコノミック・タイムズ」が2023年08月31日に発表した「インドの2024第1四半期GDP成長率は、1年ぶりの高水準に達する可能性がある。」の予測は少し高すぎるので、修正されることも考えられそうであると書いていたが---。
インド人は、時々みんなで騒いで失敗する。

ムーディーズ(Moody's)は2023年度のインドのGDP成長率見通しを6.7%に修正した。ただし、第1四半期のGDP成長率による高いベースが今後の成長に影響を及ぼすと予想されるため、2024年のGDP見通しは6.1%に引き下げた。ムーディーズはまた、平均を下回る降雨量と潜在的な農産物価格の上昇による食料価格の上昇リスクを強調した。同機関は、RBIC(Reserve Bank of India/インド準備銀行)の金利引き下げを予想している。

報告書の中で、同機関は、第1四半期のGDP成長率は、実質GDP成長率を押し上げた力強いサービス拡大と設備投資に起因するとしている。

「それに伴い、2023年暦年のインド成長率見通しを5.5%から6.7%に引き上げた。第2四半期のアウトパフォームが2023年の高水準を生み出すため、2024年の成長率予想を6.5%から6.1%に引き下げた。基調的な経済モメンタムが堅調であることから、インドの経済成長には更なる上振れリスクがあることも認識している。

インフレ面では、6月から10月までのモンスーンシーズンの降雨量が平均を下回るとの予測から、食料品価格が高止まりする可能性があるという。

さらに、2023年後半から2024年前半にかけてエルニーニョが特に強くなる場合、農産物価格が高騰する可能性もある。インド気象局(IMD)は、全国で9%の降雨不足が生じると推定しており、その結果、価格がさらに上昇する可能性がある。

RBIの金利決定委員会である金融政策委員会(MPC)は8月の会合で、レポ金利を3回目となる6.5%に据え置いた。一方、RBIのシャクティカンタ・ダス総裁は、インド経済は2023-24会計年度に6.5%の成長を遂げるだろうと予測していた。

しかし、最近の食品価格インフレの上昇やエルニーニョ関連の天候不順により、金融緩和の検討は来年初頭にずれ込む可能性がある。

「インドの内需は依然として活況を呈しており、コアインフレが比較的安定している限り、利上げの可能性も低い」と報告書は述べている。

2023年08月31日---インドの2024第1四半期GDP成長率は、1年ぶりの高水準に達する可能性がある。

https://economictimes.indiatimes.com/news/economy/indicators/moodys-cuts-indias-2024-gdp-growth-forecast-to-6-1/articleshow/103269488.cms

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?