TikTokも、ヨーロッパのデータプライバシー規則でUS＄3億6,800万の罰金。

2023年9月16日 06:38

AP通信のケルヴィン・チャン(Kelvin Chan)は2023年09月16日に、ヨーロッパの規制当局は2023年09月15日金曜日に、子供のプライバシー保護を怠ったとしてTikTokにUS＄3億6,800万の罰金を科したと報告した。

人気のショートビデオ共有Appがヨーロッパの厳格なデータプライバシー規則に違反したとして処罰されるのは初めてのことであった。

アイルランドのデータ保護委員会(Ireland’s Data Protection Commission)は、主にダブリンに欧州本社を置くビッグテック企業の主任プライバシー規制当局であり、2020年下半期に遡る違反行為でTikTokに€3億4500万の罰金を科し、同プラットフォームを叱責すると発表した。

調査の結果、10代のユーザーのサインアッププロセスにより、デフォルトでアカウントが公開され、誰でも自分のビデオを閲覧したり、コメントしたりできる設定になっていたことが判明した。

これらのデフォルト設定は、許可されていないにもかかわらずプラットフォームにアクセスした13歳未満の子供たちにもリスクをもたらした。

また、保護者が設定を管理できるように設計された「ファミリーペアリング(family pairing)」機能は厳密さが不十分で、大人が同意なしに16歳と17歳のユーザーへのダイレクトメッセージングをオンにすることができた。
また、10代のユーザーがサインアップして動画を投稿する際に、より「プライバシーに踏み込んだ」オプションを誘導することになったと監視団体は述べた。

民主主義と自由を否定した中国の会社に、これらが理解できないのは当然かもしれない。
しかし、法は法。国によって考え方や法律も違うので、罰金を払うべきだろう。

TikTokは声明で、「特に課せられる罰金の水準」についてこの決定に同意できないと述べた。

同社は、規制当局の批判は3年前の機能と設定に焦点を当てていると指摘した。TikTokは、2021年9月に調査が開始されるずっと前に、16歳未満の青少年のすべてのアカウントをデフォルトで非公開にし、13歳から15歳へのダイレクトメッセージングを無効にするなどの変更を加えたと述べた。

TikTokの欧州プライバシー責任者エレイン・フォックス(TikTok’s head of privacy for Europe, Elaine Fox)は、「2021年の初め、調査開始の数カ月前に導入した措置の結果、この決定に対する批判のほとんどはもはや意味をなさない」と投稿した。

ヨーロッパでのデータプライバシー規則違反や独占禁止法違反は、私がマルチメディア・インターネット事典時代から、紹介し続けてきたが言い逃れできたことがない。
特にマイクロソフトやGoogleの独占禁止法違反違反は有名で、ハイテク関連の専門弁護士が全く役立たずであったことも暴露された。

さらに、それらの会社の重役や銀行の役員が、自社の開発製品や目的の製品を全く知らないことも明らかになった。

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