フランスのマクロン大統領、隣国ドイツに国賓訪問。

2024年5月28日 21:50

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年05月28日に、フランスのエマニュエル・マクロン大統領(French President Emmanuel Macron)は2024年05月26日に、ドイツへの国賓訪問を開始した。28日までドイツに滞在する予定で、ベルリンのほか、東部ドレスデン(Dresden)と西部ミュンスター(Münster)を訪れる。フランスの国家元首が国賓待遇でドイツを訪れるのは、2000年のシラク元大統領(Former President Chirac)以来となる。

マクロンは2024年05月26日に、ベルリンで開かれたドイツ基本法制定75周年(75. Jahrestag der Verabschiedung des Grundgesetzes)の記念式典に出席した。仏独関係の緊張が高まっているとの指摘を否定する一方で、「権威主義への誘惑が強まっている」と警告した。2024年06月06日～09日の欧州議会選挙(Wahlen zum Europäischen Parlament/European Parliament elections/Élections au Parlement européen)は、民主主義を守るための戦いであることを忘れてはならないと力を込めた。

マクロン大統領は2024年05月27日にはドレスデン(Dresden)に向かい、第2次世界大戦中に連合国による攻撃で大きな被害を受けた聖母教会の前で演説した。2024年05月28日には西部ミュンスターMünster)を訪れ、その後、ベルリン近郊(In der Nähe von Berlin)でドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相と会談する予定。ウクライナ支援やEU(European Union/欧州連合)の資本市場の統合などが議題となる見通しだという。